■月 ●日  No6333

 八雲商事の連中は概ねフラグクラッシャーの能力を持っているとされている。
 特にホラー映画系、パニック映画系のフラグ壊しは大得意だ。
 というか多くのその手の団体から出禁扱いされている。そりゃそうだってだれだって納得するだろう。
 本当はこの手の案件で恐れられるのは霊能局のごみ処理部隊だが、それでも八雲商事の連中が
 恐れられるのはだいたいこいつらがナチュラルにフラグクラッシャーをやってくるためである。
 はっきり言って大迷惑だ。

 例を挙げるときりはないが、奴らは丁寧にフラグを潰してくる。
 潰してくる理由は危機管理のためだと本人は言う。
 戦闘力がないはずの連中ほどその脅威度は高いと言われる。
 なぜなら妖怪変化とはお約束があってこそなのだから。お約束を根底から破壊または
 ハックしてしまう場合はそのすべての前提が崩壊する。

 デスゲームとかもだいたい出禁になるのが八雲商事だ。
 ただ、この場合追い出すのは参加者であるケースが多いらしい。まあ人生逆転ちらつかされて
 判断がおかしくなってるんだから仕方ないと思う。
 そんなデスゲームの破壊方法はだいたいパワー系だ。
 つまり主催者をこえる武力でイベントそのものを粉砕してしまう。
 
 まあこんなことされると主催者だって心が折れるってもんで、デスゲームやらホラー案件は
 だいたい都市伝説どまりでニュースにすらならんという話でした。
 なーむー