■月 ●日  No6349

 現代戦において、妖怪の用法なんて普通の歩兵以上にあるのだろうかと思われがちだが
 今日ではかなり違っている。絨毯爆撃やミサイル攻撃などのGPSを利用した攻撃運用は
 現代ではほぼ使いもにならない。

 というわけで妖怪を含めた戦術ドクトリンの話。
 まあ冴月さんとか、一部妖怪って自分の戸籍ロンダリングのために外人部隊に入ってちゃっかり
 生還するって流れが多い。なにせ妖怪どもはヒトの生死で精神を病むことなんてないんだわ。
 だって自分とは別の生き物だもの。

 んで、ハイテク兵器を駆使すれば歩兵戦闘なんて意味ないって思われるんだけど、
 現代ではハイテク兵器を封じる別のハイテク兵器があってこうなってくると身体能力が高い
 妖怪たちが総じて有利になるわけであります。ゲーム的表現であるはずの自動回復が
 妖怪なら成り立ちます。人間だったら痛みで普通動けなくなるシチュエーションでも治療すれば
 あっさりKIAを免れるのが妖怪です。

 そんなわけで現代戦では戦闘行為がふたたび脚光を浴びていまして、ニーズがなくなると思われていた
 妖怪たちはなんだかんだで紛争地帯で戦っているわけであります。
 もちろん奴らは自分の身分証明が欲しいので、基本勝ち馬に乗ります。 
 挙句、死んだふりして捕虜になることを防ぐので基本質が悪いと思うべきでしょう。

 まあ幻想郷にもそれやって何人?かちゃっかり顕界の戸籍もってるけど、最近は難民申請悪用するほうが
 効率いいのよねえと冴月談。色々闇が深い。