■月 ●日 No6366
秘封倶楽部っていうのは岡崎教授が創設した魔術研究所だ。クラブと言っていた通り
設立当初はいわゆる研究所ではなくて本当に個人的研究って感じだったのだが岡崎先生の
再評価がされるようになってからは、それなりに規模の大きい研究所になっている。
なにせ、彼女に係れば超高コストな研究を魔術を介してはあるが、低コストでできる。
粒子加速とかその辺は魔術を介して行えばちょっとしたシミュレーターになりうる。
ここである程度目途が立てば本来の加速器で実験すればよい。
という感じなんだけど、実態はただの魔術サークル。
自由な研究テーマを決めて実行するんだけど、だいたいは朝倉とか岡崎先生とか
あとは紅魔館にいる魔女とかの再現実験ばかりが主であり、そこから論文化できそうなものとか
パテントにできそうなものは防衛目的で実用新案とか出しておく感じ。
成果物は大半はささやかなものだけどたまにどこかの目に留まって実行することがある。
この場合は弱点欠点を全力でさらけ出す。
つまりつかえる技術は車輪の再発名ですよって説明している感じ。
最近は就職が有利っていうんで入る人が増えているのは事実です。
いや、そこにいる女の子目当ての野郎も多いか。
せいぜい妖怪にロックオンされないよう気を付けてほしいと切に願うばかりである。