■月 ●日  No6376

 以前私に襲いかかった建造物型妖怪ふたたび。岡崎先生の勧めにより、新しい職を得たそうで
 お礼を言われたぞ。いや、これって問題ないのか?
 そんな建造物型妖怪の新しい仕事は民間警備会社だそうです。

 つまるところ、既存建造物に覆いかぶさって防犯施設になり、住民に危険が及んだときは
 無力化した上で警察に通報するって代物です。無力化の方法も心理迷路など身体的な
 ダメージを極力排除しており、相当勉強したんだなと違う意味で感心します。
 ちなみに心理迷路っていうのは所謂幻覚を見せて認知を崩壊させてちょっとした
 方向音痴にするとか、建物を脱出ゲームの会場にするとか色々な応用方法がある模様。
 一応窓ガラスを割って侵入したが最後、心理迷路や認識障害で自分たちはうまく行ってるように
 見えて、その実リビングで寝ているというよくわからない光景になる模様。

 しかも早速お手柄で犯罪集団の実行役ではありますが、捕獲したそうな。
 まあこの警備会社、某警備会社の下請けだそうですが相当凄いところみたいです。
 まあ、この建築物覆いかぶさりは幾つかの家を同時実行できるって聞いて今は凄いなって
 思うわけですが、まあ魔術とかを駆使して妖怪を呼び出すことが出来るって
 前提が必要ですから、一般人には利用できないのが玉に瑕ですね。

 秘封倶楽部みたいな逸般人ならできそうではありますが。
 彼女たちは彼女たちでヤバい防犯設備を整えているのでそれはそれで。