■月 ●日  No6380

 警察組織には結構な数の妖怪も在籍しており犯罪捜査に大活躍しています。
 彼女たちの調査は物的証拠になることは少ないのですが、現代ではそれを裏付けるための
 科学調査が可能です。結果的にとても効率のいい調査が可能なんですね。
 とはいっても違法な捜査はできないってのが彼らの掟なんだそうで。
 
 たとえば百目と呼ばれる妖怪は一部の目をカメラ接続に置き換えている。
 目をくりぬいて置き換えているんじゃなくて普通に百目専用ディスプレイを使ってるだけなんですがね
 AI全盛の現代においても即応性が高く監視業務とかは大得意だとか。
 さらに塗仏と呼ばれる妖怪は目が飛び出ている特性を利用してカバーリングポジションから
 目を移動させて正確に射撃することが出来るとか。

 一方で妖怪たちに犯罪教唆をするって流れがある模様。
 霊能局の職員にそれってアホですねって話をしたら、いや現代がおかしいでしょって指摘された。
 昔は妖怪がその手の犯罪をしていたのに、今じゃ妖怪が取り締まる側だと。
 つまり、そういうお誘いをしたアホが見事捕まったって話。