■月 ●日 No6381
ヴィヴィットはメイドロボデザインにほぼ統一されているのだが、人間の姿をしていない
ヴィヴィットも実は存在している。まあ速攻廃れたというか没案件になったんだが。
それがヴィヴィットNとかいう乗用車型ヴィヴィットであり、霊能局にいる油すましの
コンセプトそのままに乗用車型しかもスポーツカーというかなり野心的な作りだった。
速攻没った理由は簡単、道路交通法の制約である。というか完全自動運転は無理だった。
いやヴィヴィットのAIなら確かに自動運転は可能である。しかしそれは人間の認知機能の
範囲内でのこと。つまりロボットが操作して事故ったら結局乗っているひとの責任になる。
そうなるとオートクルーズ程度にしか使えないという恐ろしい結論となるのだ。
ここでわかるのはメイドロボだからこそ許されることがあるということだ。
多少ポンコツであってもメイドロボだからその外見だからドジで済まされる。
しかし乗用車となるとそうはいかない。ゆえに妖怪の擬態による乗用車は存在しても
ヴィヴィットを使った乗用車は生まれなかったと言える。
ちなみに同一コンセプトで里香女史の戦車があってこちらも漫才しながら戦うスタイルだが
この場合は操作はなんだかんだ言って里香女史のイニシアチブであり、また多少のドジは
戦車の頑丈さや走破性でカバーしているってことを付け加えておく。
意外とポンコツであるっていうしかないのだ。