■月 ●日 No6387
主に八雲商事で働いているメイドガイノイド、ヴィヴィットやルーコトは一応個性が割り当て
られているらしい。本来個性なんてあっちゃいけないんだが、ある程度の個性を組み込まないと
妖怪変化に乗っ取られるリスクが増えてしまうので仕方なくそういう実装とのこと。
まあおかげで色々と面白いことにはなる。
彼女たちの服装はメイド服だが、基本的に霊的に合理的であり、基本的に戦闘服扱いである。
おかげで戦闘はとてもシュールだが、顕界の妖怪ともそれなりに戦えるとあってなかなかだと思う。
こういう話をすると戦争で使わないのかって話が出てくるんだが、まあ使わないし使えないって
いうのが実態だと思う。いろいろな理由でアンコントロールに陥るリスクが多すぎだ。
実はルーコトタイプは一応評価試験をやったんだが、秒で落ちたらしい。
先ず地味に思い。そりゃそうだ。ニンゲンよりは基本重い。
運動能力、空を飛べればいいかというとそうでもなく結局軽機関銃でガンガン落ちる。
そもそもドローンの方がスピードは上、コストも安い。使えない。
そのほか傍からは言えない利用方法も考案されたが重さがネックである。
まーそういうことだから、結局そういう方向での運用はできなくて岡崎先生が一時困窮したってのは
割と有名な話。結局自分が使う乗り物の開発の人出で使うのが精一杯だったそうなので
彼女に言わせれば、メイドロボが欲しいという要請も数あるルーコトを一台譲ったに過ぎない。
まあ、その結果 より軽量と言ってもやっぱり重いヴィヴィットが生まれるわけだがが
それはそれである。