■月 ●日  No6414

 みんなが思っている以上に博麗大結界は常にアップデートを繰り返している。
 従来の博麗大結界では、物理層からの侵入防止の観点から管制室を用いての
 物理門扉をワンセットで運用していたんだけど、今ではとてもしなやかな結界になっている。
 まあ、幻想郷に行きたいというアホを招待するくらいにはかなり便利になったと思う。
 
 博麗大結界が複雑になった理由は間違いなく岡崎先生のせいだと思っていい。
 岡崎先生の結界突破方法は今まで必要だった様々な制約や代償を吹き飛ばしてしまって
 ほぼノーリスクで幻想郷へ移動することを可能にしてしまった。
 おかげで幻想郷へ大量の物資を移動させるペイロードを確保することが可能になり
 ほぼ隙間妖怪たちの人力での移動が機械的にほぼ自動で運用できるようになってしまった。

 こうなってくると博麗大結界の基本的なコンセプトがまるっきり変わってしまう。
 最初のころは、博麗大結界を突破するのには待ちぼうけが必須だった。
 出入り口付近で、待機しないといけなかったがそれでも問題はなかった。
 当時はそこまでネットも普及していないからただの列車の立ち往生扱いだった。
 今は無理だ。

 んで問題はだが、肝心かなめの列車は相変わらず古いままだってことだ。
 重機の餌になる列車を卸してもらってるのは今まで通りである。
 せめてもうちょっとですね、まともな列車になってくれるとですね 快適なんですよ。
 糞暑いか糞寒いかの両極端なのなんなのっ?