■月 ●日  No6488

 最近、八雲商事も結構人手の問題が顕在化しているんだけど、妖怪の雇用率が
 かなり上がっていてそれはそれで困るって話になってる。
 妖怪の雇用率が上がると、文化的な変動が起こったときに滅茶苦茶弱くなるんだよね。
 ただでさえでもミームで汚染されるってことが普通に起こるから妖怪より人間の方が
 信頼性が高いし、そっちの方がリスクが低いと思われている。

 ところがこの手の商売は割と家柄というか血筋でどうこうって話がありまして
 これは単純に、妖怪の血が混じっているとか、幼少期から妖怪たちの活動を
 理解できるとかという理由がありましてだね、そういう人ってどうしたって
 争奪戦になりがちで、それなりにお金を積んで雇ったとしても他の神社とか
 継ぐとかの理由で辞めるってこともよくある話になってる。

 んでちょっと前だと、おまじないとか、オカルトとかの需要があったんだけど
 最近は副作用とかとかが知られてきていてこちらもなり手が減ってる。
 しかも技術だけ得ようとするやつは、そのしょっぱい効能から呆れてやめてしまう。
 そりゃそうだろ。気を付けないとこっちが死ぬようなリスクの塊を一般人が
 利用できるわけないのさ。
 
 まあおかげで、変な人は入社しないが、それにしても人手不足だというね。
 かといって定年になった人を若さを復活させて再雇用したら 
 それってもう人間の雇用じゃないよねえ