■月 ●日  No6793

 

 霊能局で大捕物があったそうだ。年末の大掃除だが、アジトを爆破したとかかなり過激な内容だ。

 

 理由は、妖怪を使った犯罪をしていたということで、どうもお互いに証拠隠滅を図ったんじゃないかと思える内容だった。

 顕界に棲んでいる妖怪たちも基本的に人間と同じような生活を送っている。

 顕界では人手不足というので、不足していると呼ばれる業態へ就職する妖怪も少なくない。

 もちろんうまくいかない妖怪もいて、女性型妖怪で生活苦に陥った例もあるが、昔と違い行政サービスへアクセスしやすくなったのか、事例がだいぶ減っているらしい。  現代ではネットを使った行政サービス確認も容易になったためか、妖怪たちに対するセーフティネットも  かなり良くなっている。一方で彼らを狙った弱者ビジネスらしきものもあって、この辺はかなり厄介だ。

 

 妖怪を使った組織犯罪も確認されている。妖怪が振り込め詐欺などの電話をしているケースもある。

 基本的に睡眠不要で、条件さえ揃えば不眠不休で働かせることが可能だということで、その条件はどう見ても奴隷労働である。

 そんな妖怪相手なら人間以外の待遇が許されるのかといったらNOだ。

 つまりだな、妖怪相手でも犯罪なら人間と同じルールが準用されるんだ。

 まあ、そんなわけなので犯罪組織の皆さんも普通に逮捕されるんだよねえ。

 年末のお掃除お疲れさまでした。  

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