□月 ●日  No1321 誤魔化しじゃないよ


最近、弾幕の大型化が進行しているように思う。
大型弾幕は見た目も派手だし、個性も出しやすいとあってかなり前から研究され
最近になって実用化の目処が立った。


博麗の巫女が超大型弾幕を使いたいという。
自称現人神からの伝聞だが、実現しないと色々酷い目に遭うこと請け合いである。
なんとかして実行しないといけない。


もっとも超大型弾幕を使うにはスペルカードレベルの対応作業が必要となるし
専用のマニュアルも必要になる。
一輪嬢やナズ軍曹みたいにある程度頭が回る妖怪でないと対応しきれない。
そのため使い手もあまり居ないらしい。
灼熱妖怪で採用された弾幕システムが実用化されたものと思えばよさそうだ。
博麗の巫女が理解するには数ヶ月はかかるような気がする。
何せ私自身も理解しきっていない。


というわけで今回考えたのが、複数の呪符をタイル状に並べて一個の巨大弾幕に仕立てるやり方。
既存技術で再現できるし、呪符は別の弾幕に変わって相手を追尾するなど凝った動きができる。
それで一体何を作るのかは分からないがとりあえずこのアイデアを朝倉に出してみたら
これなら彼女にも理解できると言われて採用とあいなった。
巨大呪符についてはスペルカードプリンターを使って裏返しに印刷し絵を貼り付ければよいと思う。
画像素材は河童に用意させればよいだろう。
急造だがとりあえずまともなものができたと自画自賛してみる。



さて弾幕が大型化すると周辺住民への被害を考慮しないといけないが
たぶん彼女が周辺住民へ配慮することがないので、自動的に崩壊するようにした方がよいと思われる。
そんなこんなで巨大弾幕ができあがったわけだが
新聞勧誘お断りって一体何に使う気なのだろうか。