2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No1051 正義のサイバンチョ ミルキーエイキー

うちの会社の技術部が深夜まで仕事をしている。 これまで餅が発射される八卦炉などを作っていた連中なので期待してはいけないのは分かっているのだが 企画書を見てぶっ飛んでつい、岡崎のところに駆け込んでしまった。 そこには閻魔様M型装備と書いてあった…

□月 ●日  No1050 羽毛妖怪の憂鬱

糞暑い初夏の幻想郷。 雨続きのためか妖怪たちの動きもかなり鈍い。 弾幕ごっこもかなり制限される。 みんなずぶ濡れになってまで弾幕戦なんてやりたくないのである。 勿論河童は除く。 久しぶりに中間管理職狐と生で会うことになった。 持ってきたのはパウ…

□月 ●日  No1049 のんびり楽しい園芸生活

紅魔館に久しぶりに顔を出す。 庭の一角にいる門番に挨拶をしたら、きゅうりやピーマンなどを貰った。 一部を菜園にしているらしい。 きゅうりを作っているのは河童と貿易するためだという。 お金よりもキュウリをあげたほうが、いい物と交換して貰えること…

□月 ●日  No1048 大きくなりすぎだ

うちの会社の倉庫に謎の檻が出現した。 見ると数年前にお世話になったあの槌の子が 鎮座していた。 見ないうちにすっかりでかくなっていた。 しかも私に懐くではないか、考えてみれば私も餌付けしていたのだった。 これだけ大きくなると、餌も大変である。 …

□月 ●日  No1047 ノーレッジ女史のボンドベッド

河童の工房に見慣れないベッドが置いてあるのを発見した。 聞くところによるとノーレッジ女史のベッドだという。 図書館にプールを建造したときの湿気で痛んでしまったのでオーバーホールして欲しいという 依頼なのだという。 オーバーホールという言葉に違…

□月 ●日  No1046 嫉妬妖怪にご相談あれ

明羅女史がなぜか嫉妬妖怪と話している。 彼女ともあろう人物が嫉妬妖怪と話をするなんて個人的に考えにくいのだが残念ながら事実だ。 話が終わって、明羅女史はその場を離れたが、肝心の嫉妬妖怪に見つかってしまった。 何故か盗み聞きしていたことは怒られ…

□月 ●日  No1045 幻想郷の迷子石

幻想郷の珍現象。 幻想郷にあるとある岩が割れて中から綺麗な石がゴロゴロと出現したらしい。 霧雨のご息女や河童たちが群がって岩を少しづつ砕いては、その綺麗な石ころに魅了されている。 暫く、この綺麗な石ころの魅力に酔いしれた後ひとつの疑問が残った…

□月 ●日  No1044 レディファースト

ヴァンパイアの主人が馬車に乗りたいと我儘を言うので、どうにかこうにか準備する。 馬の恰好をした美鈴女史は置いておいて、馬車に主人を乗せようとしたら烈火の如く怒られた。 殺されるかと本気で思った。あまりに怒るので美鈴女史が止めに入ったくらいだ…

□月 ●日  No1043 幻想救急車

街を歩いていたら、どこかの家で医者をよんでくれという叫びを聞く。 顔面蒼白でかなり危険な状態なので、社内通話システムを介して救急妖怪を呼ぶことにする。 ほどなくしてリヤカーを引いた妖怪が到着。 病人を乗せて一路医者の元へと急ぐ。 幻想郷にも顕…

□月 ●日  No1042 有江さんと愉快な仲間たち

二人の新人歓迎と言うことで内々で歓迎会。 場所は黄昏酒場群、有江さんの店。 すっかりお馴染みの店となっているのは 浅間が居ても追い出されないで済むからである。 このスーパー呑兵衛浅間伊佐美が出入り禁止にならないのは 単純にきちんと金を払い、有江…

□月 ●日  No1041 コーラまいったのう

唐突に喉が渇いたので近くの店に滑り込む。 よく幻想郷は自然が残っているので小川の水が飲めるとか、行水ができるとか色々言われているが 正直言ってあまりオススメしたくない。 あまり風呂に入っていない妖怪たちが水浴びしているところを見て以来恐ろしく…

□月 ●日  No1040 コロンボと呼ばれた八雲商事社員の手記2

結構前の話なんですけどね、うちの娘がですがね、なんで勉強しないといけないのかって聞くのですよ。 もうそんな年齢なんだなと感無量になったのはいいのですけどね。 親としてどう答えていいか分からなくなって仕方なくボスに相談したのですよ。 永く生きて…

□月 ●日  No1039 八雲商事研修ビデオ

皆様こんにちは。 我々八雲商事日々幻想郷の安全と平和を守るため日夜活動している。 今日は、最新の研究結果を元に疫学防御の最前線について紹介してみるとしよう。 ドキュメンタリー 疫学防御最前線 〜幻想郷の疫学防御を追う〜 紅魔館が幻想郷に出現した…

□月 ●日  No1038 Count Zero

岡崎夢美は思案した。紅の吸血鬼たちを安全に月まで送り届ける必要があった。 それはすなわち自分が今ここにいる理由でもあった。 八雲商事の研究室。 複数あるうちの一つ。 傍から見れば鉄道研究所にしか見えないが、幻想郷との二層構造になっており 位相変…

□月 ●日  No1037 社員証

メリーとレンコの社員証が届く。 試用期間が終わり、実登録が終わったためだ。 この社員証が我々の命綱となる。妖怪たちに殺されなくて済むのはこの社員証があるからだ。 もちろんただの社員証ではない。署名に自分の血液で作られたインクを使う一種の盟約書…

ブログ情報を更新しました。 プロフィールからみれます PC またはフルブラウザ限定 かなりひどい

□月 ●日  No1036 白玉楼と食費

白玉楼のエンゲル係数が90%を超えたらしい。 北白河の作った資料で判明した。 冗談かどうかか分からないが魂魄に言わせると白玉楼の主人の食べ物はとにかく量が命らしい。 味はともかくとして、喰えればいいらしい。 魂魄が泥と小麦粉を混ぜてクッキーに…

□月 ●日  No1035 ある人物のメモ

岡崎 元教師ということもあり、後進の指導に関しては流石と言わざるを得ない。 休み明けの生産性の低さが気になるが、問題の無いレベル。 職務基準の理解にやや難あり。決して理解力が無いわけではないが、かつての職場の癖が 抜けきれていないと思われる。 …

□月 ●日  No1034 優曇華の花 いりません

普段は薬屋で納品する私だが、久々に永遠亭に顔を出したら見たこともない盆栽を発見した。 目下姫様の趣味であろうこの盆栽だが、見たこともない形をしているのが気になった。 まさか地球外の植物を持ち込んでいるのではなかろうか。 検疫部は何をやっている…

□月 ●日  No1033 同じ物をくれ

「はあ」とか言えないような依頼を受ける。 依頼をしたのは珍しく白狼天狗。 一枚のメモを貰う。百聞は一見にしかずだそうだ。 彼女が必死に書いた物は何やら円筒形とおぼしき物体だった。 中に肉が入っておりとても美味しいと書いてあった。 どうしろと言う…

□月 ●日  No1032 輸送列車を取り巻く環境

岡崎が先日から続く列車の改良案会議から帰ってきた。 最近色々消耗が激しいらしく整備予算の確保に苦慮しているらしい。 たとえば妖怪に列車の備品が持ち去られるのは日常茶飯事である。 トイレットペーパーの類とか酷いケースだとリクライニングまで持って…

□月 ●日  No1031 興味があることを隠してはいけない

幻想郷の人妖たちも所詮は女の子。たまにはエロ関係の品々を運ぶこともある。 それは白玉楼での出来事。 てっきり魂魄の部屋にあった春画集は全部焼却されたと思っていたのだが 何枚か発掘してしまった。 何故か絡みの部分ばかりである。 ふと背中に気配を感…

□月 ●日  No1030 取引先といろいろと

取引先と打ち合わせ。 妖怪たちの無茶な注文に対応するためである。 当たり前のことだが、八雲商事にも商品を売り込むため色々な会社が出入りしている。 幻想郷のことを分かっている人もいればよく分かってない人がいて、それは致し方ないことなのだが さす…

□月 ●日  No1029 がんばれぼくらの謙虚な勇者様

私は勇者を発見した。 勇気ある者それこそまさに勇者だ。 つまるところ救いようのないアホを発見した。洋風の甲冑に身を包み、不穏当な発言をしている。 自らを謙虚といい、尊大な態度が鼻につく。 まだ自覚的な比那名居の娘の方がマシだ。 皆面白がってそい…

□月 ●日  No1028 小兎姫の手記 VS さとり

朝、寝苦しさで早く起きてしまう。 あまりに早く起きたので、朝食を少し凝ってみる。 ウインナソーセージも炒めてみてアメリカ風のブレックファストにしてみた。 普段より早く出勤したら、電車がとても空いていて驚いた。 今日は普段接することのない妖怪と…

お知らせ 日付処理の問題により 今日の日記が酷い場所にあがっていました。 いつも本作をごらんになっている方々にご迷惑をおかけしたことお詫びいたします

□月 ●日  No1027 幻想の世界と家族

レンコがお客の名前で混乱している。 一世帯に沢山の人が住んでいて、その一部は丁稚奉公にでていたりしていて色々大変らしい。 分からなかったら近所に聞いてみるのがよいと伝えておく。 幻想郷の一般家庭について言及してみよう。 とにかく言えるのは兄弟…

□月 ●日  No1026 廃品回収でひともうけ

少し前、幻想郷に流れ着いた産業廃棄物が金になるとして妖怪資本の某会社がうちの会社に相談を持ちかけてきた。 幻想郷に流れ着く様々な物の中にはレアメタルが隠されていることが多い。 それらを回収すれば一儲けできるという具合だ。 たしかに香霖堂とかに…

□月 ●日  No1025 幻想郷グルメ 瓶詰め編

小腹が空いたので、とりあえず豆の瓶詰めを買ってくる。 夜雀がやっている屋台で鰻類といっしょに売っている。 塩味が効いており結構いける。 幻想郷の食べ物に賞味期限がないのは以前触れたが、例外もある。 それが瓶詰めである。ちなみに夜雀の店では鰻の…

□月 ●日  No1024 誰かがやるしかない後始末 事後処理

梅雨の季節だろうか自称現人神とその一味の動きが慌ただしい。 聞けば十分な降水量が云々と言っているが、恐らく誰も理解してくれると思えないので 筆を執ってみる。 ここ数年幻想郷は異常気象に遭えいていた。 霧は太陽光線を遮断して多くの作物に影響が出…