2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No2000 語り部

妖怪とは幻想の世界の生き物である。彼らが存在するには彼らの存在を保証するような人間が 必要とされる。 と妖怪達は思っている。 少なくても彼らを語り継ぐ人間が居なければ妖怪達は存在が難しいとは思われる。 妖怪達のアドバンテージとは彼らを畏れる人…

お知らせ

幻想郷ではたらくひとたちは2000回を迎えました。 いつの間にやら東方二次創作では最大クラスの大作と化したこのシリーズですが 毎日更新を繰り返してとうとう2000回の節目を迎えることが出来ました。 今から5年ほど前から始まった一連のシリーズで…

□月 ●日  No1999 ノストラダムスの大予言

ノストラダムスとかいう予言者が居る。幻想郷に住んでいる奴は概ね長寿であり ノストラダムスのことをリアルタイムで知っている奴がいるのではないかと思っていたが 期待通りの結果になった。 当時の状況を説明すると、月面戦争の敗北後、月面から帰還した妖…

□月 ●日  No1998 再就職先

コスト削減のためなら色々な事をする幻想郷でありますが、 特に幻想郷のコスト削減で役に立つのがバッタ屋の商品であります。 要するに倒産して流れてきた商品であります。 なにしろメーカー保証は効きませんが、そもそも幻想郷にメーカーなんて やってくる…

□月 ●日  No1997 弱者故に

全ての事象というものは良くするためにどうこうと言うよりは、そのままでは支障が出るため 何かをするものである。多様性が生まれるのは弱いからである。強者からは多様性は生まれない。 妖怪というものは強者でもあるが弱者でもある。個体数はホモサピエン…

□月 ●日  No1996 魂魄の愚痴

困った。 初めて入ったエロサイトを見たら入会という表示の後、突然お金を請求された。 自分の給料を考えれば決して大きな額ではない。 だが、サイトの中身をまだ見ていないのにお金を請求するとは酷いにも程がある。 幻想郷でさえでもここまで酷いものは見…

□月 ●日  No1995 企業年金

うちの会社にも一応ながら企業年金がある。 利回りはそこそこ良く、結構な人数が利用している。 自前で投資している岡崎や北白河たちは信用しないので利用しないと言っているが 少額を振り込む分にはいいのかなと思っている。 八雲商事の企業年金が比較的信…

□月 ●日  No1994 素敵なブラック

うちの会社といえばどうしようも無いブラックであり、たぶん労災も派手に起こっているわけだが 一応は発覚していない謎の会社である。 まず自殺が通用しない。自殺したら中有の道で待ち構えその人物を回収する。 ちなみに、中有の道で回収されることを知って…

□月 ●日  No1993 コスプレ企画ものじゃねえんだよ

最近は月面に物資を運ぶ業務も増えていましてといいますか、そっちのほうがとても 儲かる昨今。 実のところ顕界の娯楽の類は月面でも大受けであり、その辺の発想は あまり顕界と変わらない。 驚いたのは月面でも顕界のネットワークに繋がることである。 諜報…

□月 ●日  No1992 封魔録プロジェクトでつかったアレ

紅魔館から苦情。 物資輸送エレベータが紅魔館上空に鎮座しているため、たまに落下物があるらしい。 建設したのは貴様らだろうがと突っ込みを入れたい気分だが簡単に解説する。 所謂儚月プロジェクトにおいてノーレッジ女史が敷設したのが所謂 軌道エレベー…

□月 ●日  No1991 青蛾仙人はこの様子を見て「自分には無理」と述べた。

無縁塚 だれがそう言ったのかたしかにここは無縁塚。 無縁である理由は単純。 ここは創作者の巣窟だからである。どうしてこうなったのか分からない。 まともな奴らはさっさと中有の道経由で天界なり地獄に行っている。 この世に未練があるから云々と言う奴が…

□月 ●日  No1990 ダイナミック社長

隙間妖怪について書いてみる。 朝倉が未だに対応できていない能力であり、未だに謎が多い。 能力としてはかなり汎用的であり、一見すると物質転送系にも見えるが他にも利用できる点で エミュレート処理を困難にしているのだとか。 もちろん朝倉の隙間妖怪姿…

□月 ●日  No1989 過剰適応

幻想郷で雇用され、八雲商事にやってきた妖怪達にとって最大の難関はトイレである。 半分くらいが洋式である。これは顕界から派遣されてきた人たちに配慮したものだ。 まあ、実際のところ無理矢理にでも和式に慣れさせられるのが実情ではあるのだが。 朝倉理…

□月 ●日  No1988 何かが込められているそうです

先日聞いたやばい話。妖怪たちが自分の体の一部を人の体に摂取させる案件が発生。 それは、例のチョコレートを渡す日において、妖怪達が自分の体組織の一部を チョコに混入させるということになっている。だいたいの場合は問題にはならない。 しかしながら妖…

□月 ●日  No1987 コスト比率1:4

幻想郷の家は毎度毎度修理を繰り返さないとならない。 顕界の家でもそうだが頑丈さが明らかに違う。 たとえば、柱同士の接合に金物類を利用することができない。 地震になるとあっさり倒壊するのはそのためだ。 だが圧死する可能性も低い。 とても軽いからだ…

□月 ●日  No1986 すべてのものには理由がある

妖怪達は想像以上に科学知識について理解している。 これは河童たちの動きを見れば理解できることだ。 現代の科学は実験科学の世界からより理論的で数学的な世界へとシフトしている。 科学が妖怪の存在を否定するというものがいる。 実態は違う。科学によっ…

□月 ●日  No1985 このエピソードには重大なエラッタがあります

岡崎に彼氏が出来たのか。この疑念はすなわちこのバレンタインデーにおいて 彼女が定時に帰宅するという話で盛り上がった。 ついに とかそんな馬鹿な など数々の言葉を浴びながら岡崎と北白河が定時退社している。 なお朝倉も定時退社しているが彼女について…

□月 ●日  No1984 税金は納めましょう

確定申告近くになると妖怪達は俄に活気立つ。 妖怪達の多くは副業をしており、八雲商事も副業を会社の本業の差し支えにならない程度なら 許容している事情がある。 これは、妖怪達が永い期間行っている副業が影響力を与えている ケースが多いからである。 と…

□月 ●日  No1983 八雲商事という概念に関する基礎理論

世の中に完全な隠れ里はまず存在できない。 森の中に生きて、安定した気候でもあれば不可能ではないだろうが 生活レベルはどうしても安定しないだろう。 どんな隠れ里にしても貿易を行わない限り、その場所を維持することは不可能に近い。 幻想郷と呼ばれる…

ええ、友人(既婚者 社内結婚の後に旦那は規定により飛ばされている)の話でした。 酸っぱい物も妊娠試験キットも全部友人に渡すために用意した物でした。 そして梅に嵌っているって話も聞きました。 そういう話だったようです。 ここまで日記を書いてきて、…

□月 ●日  No1982 黒き明羅

明羅女史のファンクラブ。 そのリーダーが相談してきてもとても困る。 それもさらに真っ黒な話すぎて泣けてくる。 曰く、彼女に生理がきていないらしい。 いやなんで生理の日を理解しているのか すでにおかしい。 曰く、洗面所に妊娠試験キットを持ち込んで…

□月 ●日  No1981 八雲商事持株会

一応うちの会社にも持株会という組織がありまして、たまに会合が開かれるのだが 言えないことだらけな為、ただ説明を聞いて終わりという退屈きわまりない時間を過ごすことに。 右から左に流すとたまに大変なことを言うときもあって、それなりに聞いていない…

□月 ●日  No1981 入り口

職業安定所。 数年勤めた会社があまりに酷いブラックぶりと傾きぶりに辟易して会社を飛び出したものの、 次に行くはずの会社からは満足な連絡がなく、だいたい一週間が過ぎてしまった。 このまま何もしないというのも問題なので職業安定所へと足を運んだが、…

□月 ●日  No1980 大迷路

仙人様(比較的まともなほう)への迷路改修を頼まれる。 この迷路。元々は月面で足りない国土を広く見せるために作られた技術であるが 周辺からの侵入を阻む目くらましにも利用される。 この正体は一種のドームみたいなものと考えていただければ良い。 我々…

□月 ●日  No1979 魔理沙の着替えマジック

衣服を着替える魔術がある。色々な服に着替えることが出来るが ベースシステムが朝倉のコスプレ魔術だと思うと胸が熱くなる。 この魔術は衣服を弾幕として管理して複数の弾幕を人間の体を爆心地に出現させるものだ。 ある意味強力な魔術のように見えるが、大…

□月 ●日  No1978 むしろ妖怪乗算婆

幻想郷の生活で、とても困るのはなんと言っても寒さ対策である。 一歩間違えれば低体温症で亡くなってしまう。 特に幻想入りして間もない人間の場合、低栄養と寒さのセットで一気に体力を持って行かれて しまうケースが後を絶たない。 実際問題として幻想郷…

□月 ●日  No1977 魔法使い達のゆめ

霧雨のご息女を除く魔法使いという人種は概ね人間をやめている。 そもそも魔術の実験などを行うとき、自分の体を改造しまくるなんていうのはよくある話。 そうでなければ長い寿命なんて手に入らない。 しかも長い寿命を手に入れるのは月面人とアクセスするま…

□月 ●日  No1976 大惨事

毎年ではありますが八雲商事が簡易鬼ヶ島と化しておりまして、それはそれで色々かしましい。 だいたいの場合、地下でみんなで酒盛りを始めているのが実際のところである。 これを可能にしているのはやっぱり浅間のお陰である。そうでなければ、社員片っ端か…

□月 ●日  No1975 蓬莱の薬に関するレポート

ある生え際が全軍後退した奴が、薬屋の門を叩いた。 生え際を回復させることが可能かどうかを尋ねるためだ。 結論から言えば不可能ではなかったが悲惨すぎた。 死んだ毛根細胞を再び増殖可能かどうかについては 結局のところ「蓬莱の薬」に関するテクノロジ…

□月 ●日  No1974 スペルカードシステムP53

よく聞かれることなのだが、なぜ妖怪は弾幕システムに固執して 銃火器などを使わないのかと思う時がある。 冴月のように銃火器を使う奴は少数派だ。 割りと単純な理由が出てきているので少し取り上げてみる。 銃火器を使わない理由。それは定期メンテナンス…