□月 ●日  No1974 スペルカードシステムP53


よく聞かれることなのだが、なぜ妖怪は弾幕システムに固執して
銃火器などを使わないのかと思う時がある。 冴月のように銃火器を使う奴は少数派だ。
割りと単純な理由が出てきているので少し取り上げてみる。


銃火器を使わない理由。それは定期メンテナンスである。
冴月の場合、銃火器のメンテナンスにはかなりの時間と予算をかける。
そう、幻想郷で銃火器を使うには補給が困難なのである。


スペルカードはどうだろう。
スペルカードは基本、メンテナンスは必要ない。
だが時折複製は必要である。カードとて絶対持ち続けるわけではない。
数回カードを使えば、確実に損耗する。


スペルカードにはチェックサムという管理機構がある。
コンピューターでもよく使われる仕組みで伝送したデータが正しいかどうかを
検証するために利用する。
実行可能スタンバイはカードに表示されていて、使えるうちは
きちんとその旨の表示が成されている。
破損が激しくなって意味消失または事故のおそれが出た場合は
そのカードは利用不能表示がなされる。
これらは事故対策としてなくてはならない機能だ。


余談だが使い古しのカードはうちの会社で引き取っている。
新しいカードは割引価格で買えるのでみんな預けている。
おわかりいただけただろうか。 つまり使い古しのカードの中を逆アセンブル
することで朝倉のエミュレーションのための資料となるのだ。


かくして朝倉のコスプレねたは増えていくのである。
南無。