2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
小町ではないのだが死神の姉ちゃんがおいおい泣いているのを見て思わずハンカチを差し出してみる。 聞けば、ある人物の命運が尽きたと言うことで命を奪いに行ったところ迎撃されてしまったらしい。 よく天人たちの件でこのような話を聞いたことがあるが、実…
久しぶりに東風谷早苗と再会した。 彼女は決して知らない仲ではない。むしろ八雲商事の面々よりも私の方が彼女を分かっている自信がある。 よく幻想郷に行く子は孤独な子が多いと言っていたけど、寧ろ彼女はその逆だったと思う。 友人も沢山いたと思ったし、…
放生会。 大師様がやってきてからは仏教に関する儀式も行われるようになっており 今回の放生会もその中の一つ。 要は捉えた動物類を自然に帰すというものである。 大師様はこの件の所以を、妖怪を助けたために恩返しを受けたと信じており、 このイベントもか…
小兎姫はどうにかして顕界にやってきた朝倉理香子に自動車運転免許を取らせようと思っていた。 色々なことをするにしても、たとえば身の回りの書類が必要なもの全て身分証明がいる。 理香子は会社から支給された保険証で十分ではないかと言っていたが 顕界で…
唐突だが、朝倉が何故河城河童が霧雨のご息女と普通に接していられるのかと不思議がっていた。 朝倉の話によると河童は人間と相性はいいが魔法使いとの相性は最悪だという。 たとえば昔からの魔法使いとは相性が宜しくないという。 勿論例外はあり、大師様は…
八雲商事カウンセリング室 幻想郷の文化や風俗そして妖怪達にショックを受けた人たちが 治療に現れる場所である。 私はそこのドクター。 近代的な投薬治療から呪術的な治療までこなすのでここに厄介になっている。 今日の患者は、「サトリ」から心を読まれて…
最近、ネット転載天狗が危ないという話を聞いて最近の新聞を読み直しているのだが 身体的に危ないというより所謂思考回路レベルで危ないと分かって色々戦慄する。 弱者の味方というととても聞こえはいい。 曰く、幻想郷の路上生活者を護ろうとか、曰く、姥捨…
例の神社の収支報告を確認してふと疑問に思う一行を発見。 そこに書いてあるのは「借地権利用料」。額こそ大したことはないがしっかり取られている。 そう自称現人神が居るあの土地は一応他人の土地なのだ。 幻想郷の土地所有権は実は顕界のルールと基本同じ…
八雲商事現地法人、そこに馴染みのおばさんがやってくる。 彼女は八雲商事の社員でもない、霊能局の社員でもなければましてや現地の妖怪達でもない。 彼女は顕界の保険外交員である。 幻想郷で働く従業員に保険商品を売るエージェントである。 彼女は幻想郷…
成り行きで皆でファミレスに足を運ぶ。居酒屋なら皆で足を運ぶことがあってもファミレスとなると勝手が違う。 メニューを見て妖怪達皆が凍り付く。 何を頼んで良いのか分からない。 ボスが岡崎に助けを求めたのを見たのは初めてだ。 いや、岡崎と北白河のフ…
氷妖精が私に謎の提案をしてきた。 なんでも私を人間のままで最強にしてくれるという。 人間のままというのがミソで基本人間やめないと戦闘力を得られないことを考えると 試してみる価値はありそうである。 妖精の発想なので極端なリスクがないだろうという…
月の都 科学技術が発展し尽くしたというそこを練り歩くと一つの重大な事実に突き当たる。 ちっとも便利じゃない。 移動一つとってもそうだ。公共交通機関としての転送機はあるが 基本移動は大半徒歩と来ている。 早く移動したい場合は走るしかない。 バイク…
例の神社に行ったら涙を流している鴉天狗の姿を見てびっくりする。 涙と言ってもバイオレンス的な涙とは違う。 自称現人神が一生懸命、殴ったわけではないとか、所場代を請求した訳じゃないとか 要らぬ事を言っているのはご愛敬である。 おねえさんが指さし…
博麗神社で仙人に遭遇する。 片腕に包帯を巻いている珍しいタイプの仙人だが、私には鬼の特徴に近いものを感じる。 私に長い寿命が欲しいかと尋ねられたので、まっぴらご免と返しておいた。 どいつもこいつも私を妖怪にしようとしているのか。 私の答えに予…
霊能局に位置する休憩ロビー。 ソファに腰掛けながら黄昏酒場の有江ルミは懐から取り出した煙草を吹かしていた。 月兎を捕らえて数日が経過したが、月側からの動きは一切ない。 本来ならありとあらゆる手段を用いて救助または襲撃があってもおかしくない。 …
幻想郷に物資を運んでいて⼥の⼦と知り合っていれば 少しは出会いのひとつやふたつありそうなものだろうだろうが 現実はとても厳しい。 第⼀、あそこにいる⼈間は性格破綻者ばかりで、⾃称現⼈神すら 同調圧⼒の前に不安になって「幻想郷では常識に囚われて…
送り盆。 毎度の事ながら酷い乗車率。 うちの技術者がゆりかもめのようだと言っていたが、最近になってようやく意味が分かった。 これはまさに芋洗いという言葉が相応しい。 朝倉に連れられて行ったそこと確かに既視感を感じる。 列車にも乗車限界はあるので…
幻想郷には小さな幸せも大きな不幸も同居している。 それに抗う者にも無慈悲に襲いかかる。 弾幕戦に巻き込まれるというのはそういうことだ。 目の前で見たのは元々人間だった氷のオブジェだ。 時間が経過すれば解凍され遺体だけが残るであろう。 蘇生は不可…
霧雨魔理沙とアリス・マーガトロイド 二人の熱意に押されて、ついつい魔法を教えることにうんと言ってしまった。 ボスが有給扱いじゃなくて社用外出扱いにしてくれたのには本当感謝。 一応魔法は捨てたってことにしているのだけど、結局二人を誤魔化すことは…
ボスの机の上にさまざまな分野の雑誌が積まれている。 幻想郷住まいだった彼女にとって、この世界は雑多な情報に包まれている。 同じ情報が滞留していた幻想郷と違ってここでは情報があっという間に消費されると 言っていた。 私はこの世界に慣れているが、…
8月14日 ペ-12b Tantramachine.com 頒布物 幻想郷ではたらくひとたち出張版ペーパー Ver2.01 第1450話 Ver1.00は隙間送りになりました。 頒布価格 Free おまけに名刺も用意しております。会場に来られなかった方にはPDF版も用意しております。 こちらにつ…
朝倉の計らいで命蓮寺の連中とうちの連中で酒を呑んでいったのだが 色々な方向で大惨事になった。 朝倉と大師様が所謂腐れ縁であることは社内でも周知の事実であるが そこで挙げられた話題はどうでもよい。 発言内容に、鵺やムラサ船長や岡崎とかが凍り付い…
謎の木箱を運び入れる作業を行う。 この暑いさなか謎の防護服を渡されて目張りまでさせられる。 蒸すとかなんとか言ってる場合ではない。 こうしないと酷い目に遭うからだ。 服の中には水が循環する仕組みとなっているので熱中症はなんとか回避可能だ。 目的…
私の家の近くにコンビニエンスストアがあるのだが 底の店員の女の子が、ムラサ船長に似ていると言うことで岡崎と北白河たちとで ちょっとした話題になっている。 似ていると言っても体型とか、身長とか顔の感じが似ているってことで 髪型も違うし、色々違う…
八雲商事社員 幻想郷に物資を運ぶ彼らだが、基本彼らの力だけで 幻想郷に居続けるのは事実上不可能である。 今回は彼らが一体何を持って幻想郷に行ってるのかを紹介する。 外の世界の人間が幻想郷で行動するのは色々と危険だ。 交通機関は十分ではなく、人を…
うちの会社の取扱商品にフェムトファイバーの名前が追加されていて 思わずひっくり返る。 実はこれまで妖怪を拿捕するには大量の結界を張り、何かに封印するという とても面倒なプロセスを取っていた。 フェムトファイバーの取り扱いを決めたのは他でもない…
今年もあの二人が暴れ回る。 いや、一応今日は立秋なんですけどね。 暦の上では一応今日から秋。 そんな話をしているのはあの二人が毎年のことながら始動したからなのだが 暑すぎるせいか水着姿で湖に現れたときは色々吹っ飛んだ。 本格始動は彼岸以降と言い…
8月14日 ペ-12b Tantramachine.com にて売り子をしながら 希望者にペーパーならびに名刺を配布する予定。 どちらもFree 欲しい人は一声掛けていただければご用意いたします。
灼熱妖怪に話の取り次ぎを頼んだらものの見事に忘れられてしまった。 一応危ないと思って、別の妖怪にも取り次ぎを頼んでいたので大事には至らなかったが それにしても記憶力がたりないにもほどがある。 灼熱妖怪というと、恐ろしいほど記憶力が足りない妖怪…
八雲商事営業部。 「今日は外せない予定があるけど面倒ね。」 山積している書類の山を見て朝倉は嘆息した。 朝倉理香子の仕事は忙しい。 とても多いのは魔法に関する技術的問い合わせだ。 魔術をパッケージング化して誰でも決闘ができるようにする為のシステ…