□月 ●日  No1445 酒乱の気


朝倉の計らいで命蓮寺の連中とうちの連中で酒を呑んでいったのだが
色々な方向で大惨事になった。


朝倉と大師様が所謂腐れ縁であることは社内でも周知の事実であるが
そこで挙げられた話題はどうでもよい。
発言内容に、鵺やムラサ船長や岡崎とかが凍り付いているが
酒の席だからそこまで気にすることはない。 筈だ。


とにかく大師様の酒の呑み方は異常だ。
かなり強い。 浅間がピッチが早いと言うくらいに早い。
そして酒が入っても顔色が変わらず、発言内容がおかしくなる。
こちらの話を聞かない。会話が成り立たない。


岡崎が私に耳打ちをする。最初朝倉は浅間を連れて呑みに行ったらしいのだが
浅間がまともに見えるくらい大師様の酒癖が悪いという。
目の当たりにする方は洒落になってない。


開始2時間ほど、大師様早くも二次会の話に言及。
かなりやばい。 次は何処へ行きましょうかって騒ぎだし、窘めるムラサ船長の意見は完全無視。
鵺完全に大師様を無視して、こちらと雑談し始める。 色々な意味で大問題。


夜11時になって二次会に行くんだという大師様を無理矢理抱きかかえつつ
命蓮寺に帰還。途中で直下型ボムを喰らって大悶絶。
上着がやられて泣きたい気分になる。 


それでもどうにかこうにか命蓮寺に運んでほっと一安心と思ったら
布団に二度目の直下型ボム。
ここでムラサ船長が貰いゲロ。 一輪嬢がせっせと片付けるが
一気に命蓮寺が酒臭い謎の世界に化ける。


深夜、話を聞きつけた寅さんが到着。 臭気の前に吐きそうになるのを
厠へ連れて行く。 もう嫌だ。 こんな日。