2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No1850 耳栓はS○NY製

とりあえず、復活した仙人もどきを放置して一路奥へ。 スタッフがあらかじめ片付けているため、結構綺麗にまとまっている。 ところどころに工事跡があるのはご愛敬だ。 弾幕ごっこをここでやってもそこそこは耐えられそうな雰囲気だ。 同行している綿月依姫…

□月 ●日  No1849 極大射程

冴月麟は今まさに博麗神社に銃口を向けていた。 人間ではとうてい不可能な姿勢で、そのままスコープを見ている。 彼女には二つの視点が見えているようだ。ひとつは本来なら測定手が見ている画像。 そしてもう一つはスコープの中の映像だ。 空気の流れを片方…

□月 ●日  No1848 ナレッジナビゲータ

八雲商事社員の命綱 PDA端末。所謂携帯電話のようなネットワーク機器であり、色々な機能 ソフトウェアがインストールされている。所謂ハンドベルトのコンピューターとなっているのは 単機能では色々不便が出てしまったからである。 とにかく、妖怪という…

□月 ●日  No1847 引き継ぎ先は選びましょう

死を免れたい。というのは権力の頂点に立つ者一度は考えることのようである。 大陸の皇帝も死を免れるために「蓬莱の薬」を探しに部下を行かせたという記録もあるくらいだ。 もっとも実際に不老不死なんて手に入れたら碌なことがないのはメトセラ娘や薬屋を…

□月 ●日  No1846 一食ワンコイン未満生活

なんだか訳の分からない術で肉体を保存しているゾンビ製造器とか仙人もどきだが、 そろそろこいつらに現実を教えるべきかかなり悩む。アホではないのだが根本的認識がずれている。 もはや宗教よりも大きなパワーバランスの時代になってしまっている事実をこ…

□月 ●日  No1845 違う意味で伝説

「二ッ岩 マミゾウ」といえば地元佐渡ではかなり知られた妖怪である。 この地方では彼女の武勇伝が数多く残されている。この八雲商事にはその手の情報が数多く入ってくるが 彼女に関しては違う意味での報告書ばかりが多く残されているといった印象だ。 彼女…

□月 ●日  No1844 高次元生物への第一歩

銀河の外れにある辺鄙な恒星 現地人が「太陽」と呼んでいるそのまわりを回っているこれまた 辺鄙な惑星「地球」とさらにそれまたそのまわりを回っている辺鄙な星「月」そこには サルの子孫とその姿をまねた高次元生物が住んでいる。 このサルの子孫は奇妙な…

□月 ●日  No1843 しま○ら布都

命蓮寺の地下には変人しかおらんのか。 というわけで、道教を学んだとか言う子を復活させたわけだが。 復活と言っても何かを破壊すると言うよりは装置を止めるという感じであった。 綿月依姫がなぜか使い方を分かっていたため彼女の一挙一動をただ見守るだけ…

□月 ●日  No1842 正しい台風のやり過ごし方

台風が近づいているそうだがうちの会社は今日の平常運転である。 電車が止まるとさすがに、うちの物資輸送列車も止まるのでその辺の根回しはしないとならないが 大体は前日 前々日の段階で連絡がついているので問題はない。 幻想郷に行っている連中は顕界に…

□月 ●日  No1841 留守の家

基本的に異変が起こったとしてもほかの地域は通常運転である。 そこに住んでいるものとしては、デストロイヤーどもがやってくる心配がないという意味で 公休日みたいな状態になっているところもあるらしい。 普段はできないような文化的活動に走る者、シエス…

□月 ●日  No1840 もはや恒例行事

幻想郷では結構な割合で何かが復活することが多い。実際には顕界にいられなくなったので 幻想郷に活動拠点を移したら元気になって実体化したというのが多い。本人は復活と思っているが 我々としては、よかったねと棒読みで言うようなそんな状況。 基本的にな…

□月 ●日  No1839 これが八雲商事の戦い方です(大嘘)

ゾンビ製造マシーンこと、仙人二号が面白すぎる。 彼女と話をしたら思いの外話が合ったというより、今までの生活のフリーダムぶりが まるで現代の人間と被るようで良い感じで酷い。 自分は明らかに麻痺していると思うのだが、綿月姉妹を交えた猥談会の模様を…

□月 ●日  No1838 行き違い

朝、といってもまだ真夜中。始発電車に乗るために早めの起床。 電車の中で寝る予定。 寝不足のためか肌が酷いことになっている。 比良乃がくれた軟膏とやらを塗ったら少しはマシになった。買ってきた場所を聞いてみよう。 今日は長距離出張。本来なら草蓮が…

□月 ●日  No1837 あなたに必要なものは塗装技術です。

今月は冠婚葬祭が重なって酷い金欠になっている。 私の友人がまた子供をこしらえたから、またお祝いを贈らないといけないのだ。 朝倉が「ならば私と人口を増やさないか」とアホなことを言っているがガン無視させていただく。 Bランチすらお金が惜しいので、…

□月 ●日  No1836 それが偉大な化け狸

幻想郷の外の世界すなわち顕界にも妖怪は数多く住んでいる。 彼らは人間の生活に慣れ親しみ、人間の生活に溶け込んで行動している。 外の世界の道具を自在に操り、その行動原理はほとんど人間と変わらない。 人間は自然を破壊していると人間が言う。一見する…

□月 ●日  No1835 大プロジェクトだそうです

宮内省霊能局 こいつらは要は体制の連中だ。幻想郷をただほったらかしにしたら何が起こるか 分からないと言うことで監視したり、外の世界に残存している妖怪達を取り締まるのがお仕事だ。 ここからの依頼というか、公安なのだが一匹もとい一人の妖怪を搬送す…

□月 ●日  No1834 勝手に同志にされた件

封印を解くというのはそれほど面倒なことではない。術式を逆送して解いていくのだが その代償が人間の魂 すなわち生け贄とかだとやや面倒とかそんなレベル。 と、綿月依姫から説明を受けたが。個人的にはこんなアホなことはやらないで早く帰りたいというのが…

□月 ●日  No1833 こいつは本物のワルだ。

というわけで、首の調子がおかしいという綿月依姫を連れて妙蓮寺に到着。 聞けば例月祭の時にものすごいポーズで寝てしまい首を寝違えたらしい。 薬屋の薬で一応痛みは引いているという。 キョンシーの知性が低すぎて先日ふん縛っていたのを忘れられていて色…

□月 ●日  No1832 異変前の出来事

ある大物妖怪が次世代型の弾幕システムの発注をしてきたのでそれが社内でも大きな騒ぎに なっている。 幻想郷内でも不穏な動きが広がっているし、そろそろ大きな予算を動かしたい 八雲商事の思惑が相まってこの案件は承諾された。 完成すれば、今までにはな…

□月 ●日  No1831 危険人物の復活

またかなりやっかいな仕事が舞い込んでいる。 妙蓮寺の地下で危険な人物が埋葬されており、そいつらがそろいも揃って復活するのだとか。 ぶっちゃけ、ベークライトでも穴全体に注入して二度と上に上がらないように物理封印した方が 安心というものだが残念な…

□月 ●日  No1830 スペルカードに関するレセプション

B:みなさんこんにちは。今回はお集まりいただき有り難うございます。 今回のレセプションを担当させていただく、ボブです。 今回はスペルカード開発においてきわめて難事業であった宮古芳香のスペルカード開発について その開発意図などを含めてご説明したい…

□月 ●日  No1829 今までどれだけ予算を使っていたんだよ

今月に入って二度目の予算積み増し要求。 命蓮寺のことである。妖怪が増えて養いきれなくなっているのか、檀家が増えにくいせいで お金が集まらないと言うべきか。しばしば神社の一角が破壊されるので補修費用がかさんでいると 言うべきだろうか。 ボスに言…

□月 ●日  No1828 幻想宅急便

よく体力があるはずの妖怪達がいるのに我々が品々の配達をしているのは何故ですかと 聞かれるわけだが。 幻想郷で空を飛んでいる妖怪も万能というわけではない。 何か運ぶにしても重いものは重いし、航空力学的に持ちにくいものは持ちにくい。 揚力を奪うよ…

□月 ●日  No1827 離婚率200%

月の都 そこは長寿の人が住む所謂竜宮城と言われているらしい。 というのは聞こえがいいが、はっきり言って色々とノンビリしている。 我々がせかせか動いているのがバカバカしくなるくらいだ。 上白沢の塾で、メトセラ娘交えて猥談会となった。 綿月依姫も豊…

□月 ●日  No1826 幻想労務環境

外の世界がつらいからって幻想郷に行きたい人へ。 幻想郷の労務環境はお世辞にもよくありません。 というわけで、幻想郷で普通にはたらく人これはすなわち八雲商事ではなく、 民間の会社で働いている人の労務環境である。 基本的に幻想郷では祭の日以外は基…

□月 ●日  No1825 -No1811 Rev-

モーガンは取調室の中で自問自答していた。 自らが駆る飛行物体 フライングホットケーキがいとも容易く破壊されたことを。 自分が攫おうとした人物 岡崎夢美が想像を遙かに超えた戦闘能力をもっていたことを。 気がついたときには無数のロケットが付いた巨大…

□月 ●日  No1824 一応牢屋もあります

幻想郷にも牢屋ってのがありまして。こいつの維持費がえらく掛かって 大変なわけでして。 というわけで霊能局の連中に泣きつかれたので牢屋のメンテナンスをすべく 拘置所に行ったわけで。 基本的に人間も妖怪もいっしょくたにここにぶち込まれている。 基本…

□月 ●日  No1823 大音量

命蓮寺に轟音が響き渡る。 皆が異変かと騒ぎ立てる。あそこでキョンシーが轟音のあまりひっくり返っている。 体をびくびく痙攣させて見ていられない。 こっちは耳栓を付けて原因を探る。 まあ原因はだいたいわかる。 幽谷響子だ。彼女の能力の一部に音量増幅…

□月 ●日  No1822 幻想危険地帯

櫻崎比良乃です。 今日は特殊な訓練をした白狼天狗さんと一緒にここ幻想郷にきています。 特殊な訓練とは、ええ、お薬を使った困った人を嗅ぎ分ける訓練です。 当たり前ですが、幻想郷でも麻薬は御法度です。薬をキメて弾幕ごっこなんてやられたら 周辺の被…

□月 ●日  No1821 防災の日ですし

そろそろ幻想郷で洒落では済まないレベルの異変が発生すると、会社の雰囲気と 霊能局の動き、特に小兎姫の慌てぶりから察知したのでぼちぼち顕界で買い出し作業に入る。 大規模異変が起こると下手をすれば補給が受けられないなんて事態が起こるからだ。 こう…