そろそろ幻想郷で洒落では済まないレベルの異変が発生すると、会社の雰囲気と
霊能局の動き、特に小兎姫の慌てぶりから察知したのでぼちぼち顕界で買い出し作業に入る。
大規模異変が起こると下手をすれば補給が受けられないなんて事態が起こるからだ。
こうなると一種キャンプ生活のようなことも余儀なくされる。
追加増設バッテリーがうちの担当者全員に配られることから、相当危ない人物が
幻想郷に出現すると予想している。何しろ出張っているのは霊能局ではなく公安なのだ。
小兎姫がものすごく機嫌が悪い状況を久々に見た感じである。
こうした場合自分もそれなりの自衛をしたいところ。会社で用意されるもののほかにちょっとした
買い出しも行っておくと危険度が低下する。この状況では下手をすれば中有の道に行っても
迎えにきてもらえずタイムオーバーなんてことも無きにしもあらずだからだ。
では買い出しはどこでやるのか?
もちろんワンコインショップに決まっております。ワンコインショップに行けばとりあえず
色々な種類のものが買えるのでとても便利だ。
もちろん幻想郷に持ち出すために、パッケージは外すものの容積を減らすためでもあるので
とりあえずきちんとやっておく。
大きいものはセーフハウスに持って行くが、念のため飲み水と非常食のたぐいを
増量しておく。 余ったら自称現人神とか外の食べ物が恋しいと言っている多々良小傘とか
命蓮寺にいる妖怪連中にあげればいいのだ。
ワンコインショップに行くと同じことを考えていたのか浅間を発見。
緊急用トイレに苦慮していたようだが、この場合はペット用トイレパットで代用できる。
なるほどーと言われた。 正攻法で買うと二回分でパット6枚買える計算だ。
一応、長時間持つLEDライトのたぐいなども購入。虫たちが寄りにくいということで有効とされるが
走光性の妖怪が明かりを無視する場合があるので本当はお勧めできない。
駄目ならたき火をするまでなので着火剤はきちんと持って行く。
ここまでくると異変もちょっとしたスパイスになると思いたいが
この手の買いそろえ作業は子供の遠足準備みたいで心躍るところである。
異変が起こったらそれどころではなくなるのはご愛敬だ。