□月 ●日  No1822 幻想危険地帯


櫻崎比良乃です。 今日は特殊な訓練をした白狼天狗さんと一緒にここ幻想郷にきています。
特殊な訓練とは、ええ、お薬を使った困った人を嗅ぎ分ける訓練です。
当たり前ですが、幻想郷でも麻薬は御法度です。薬をキメて弾幕ごっこなんてやられたら
周辺の被害が大変になるわけですよね。 だからどうしようもなくなる前に大人しくさせて
拉致って、きちんと薬を抜くのです。


妖怪によって麻薬的効果を招くものは違います。
猫にマタタビとはよく言いますが、生き物にとって何でやられるかって結構違うようです。
だから、妖怪達の中には自分にとって無価値なもの高値で売れると知って、生活の糧に
しようとそういう商売に手を染める者がゼロではないんですね。
だから取り締まる必要があるんですよ。


今日も何も知らないで売っていた妖精達を鉄拳制裁したわけですけどね。
道理が分かっている妖怪達はきちんと説明すると売るのをやめてくれます。
蔓延すると人口が少ない幻想郷ではとたんに生産機能が麻痺して
容易に社会が崩壊するわけです。


この手の問題や異変は博麗の巫女たちには難しい問題なのでこうして私たちが
出張ってお仕事するんです。
概ね肉体言語でどうにかすることになるんですけどね。
彼ら自分で勝手に被弾してもまだ勝手に立ち上がったりするのです。
下手すれば死んでしまうので、捕縛ビームなども併用するのです。


特殊な訓練をした白狼天狗さんは結構情け容赦なくどついてきますね。
発言がどこかガラの悪い人のように見えますけど、仕方ないですね。
サングラスをつけて刀の代わりにショットガンを持ってますけど気にしては駄目ですよね。


うん、幽香さんに頼んで今度パートナーかえてもらおう。