2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No780 色々な意味で貞操の危機

幻想郷で配達していると、色々な危機に出くわす場合があるのだが その中でも困るのが貞操の危機だ。 発情妖怪が絡んできた場合は全力で逃げないといけない。 どんなに可愛い妖怪でも同じだ。 何も知らない奴は皆喜ぶがどんな手段を用いても連れ戻す。 とにか…

□月 ●日  No779 秋だけ最強伝説

一年の時を超えて奴らが帰ってくる。 やつらの名前は秋姉妹。妖怪たちの体型を破壊するデストロイヤーだ。 奴らの破壊力は下手な弾幕を遙かに超える。 二人の手に掛かれば着ている衣服も一発で着られなくなるのだ。 まさしくデスマシン妹君に勝るとも劣らな…

□月 ●日  No778 返品不能の余波

このところ世界的な燃料費高騰で、幻想郷にも若干ではあるが影響が出ている。 特に最近、メーカー返品が出来なくなってきているのである。 返品は簡単にできるものというイメージがあるがそれはあくまで小売店での話。 仕入れの段階での返品は、何か商品に致…

□月 ●日  No777 幻想ギャンブルマシン

香霖堂へ久々に顔を出したら珍妙な商品が店を飾っていた。 板の上に沢山の釘が刺さったモノリスと言うべきか、それはパチンコ台である。 もっとも今出回っているようなモニターがついているものではなく 全てが機械式で動く代物だ。 機械式のスロットが回っ…

□月 ●日  No776 さとりの天敵

最近地下に納品へ出ることが増えてきた。 地霊殿の主人にまともに接触できるので便利と思われているようだ。 みんな地霊殿には基本的に行きたくないらしい。 特に嫌がっているのは魂魄と朝倉である。 理由は分かるような気がする。 よく心を読まれて平気でい…

□月 ●日  No775 幻想郷における骨粗鬆症

薬屋へレントゲン機器のメンテナンス部品を納品。 薬屋の元には、顕界でも十分通用するレントゲン機器が設置してある。 何でも朝倉が薬屋と接触したときにお互いに必要性を感じて配備させたものらしい。 これには理由がある。 幻想郷の妖怪または人間にとっ…

□月 ●日  No774 畳掃除

秋の長雨の季節。 この時期博麗神社をある異変が見舞う。 博麗神社が改築されて畳が全て入れ替えられた。 瑞々しい青畳は寝転がるととても快適である。 が、瑞々しい畳だからこそ最初の数年はカビが生えやすくなるのだ。 今まで古い畳を使っていた博麗神社に…

□月 ●日  No773 MRS

妖怪退治に携わる者は基本的に強力な射撃装置を持っている。 威力こそ低いものの射撃速度や弾の物量は群を抜いている。 幻想郷が現代の姿になったとき、妖怪退治を確実なものとするために作られたものと言われる。 時間無制限の特別なスペルカードと思っても…

□月 ●日  No772 米帝のアームスーツ

米帝のエーリッヒ博士が妖怪と戦えるアームスーツを開発したらしい。 ヴィヴィット開発の副産物という。 うちにも一着導入してくれと朝倉に話したら お前の人件費より高いスーツはいらないと言われた。 俺は消耗品か。 アームスーツがあれば少なくてもメイド…

□月 ●日  No771 世にも奇妙な荷物

季節の変わり目になると体調を崩す場合が多い。 急に寒くなったり熱くなったりすることで、自律神経が乱れて体調を崩しやすいのだ。 しかしそれだけでは全ての説明をすることができないかもしれない。 スコアを稼ぐために今日も地下に突入。 最近気がついた…

□月 ●日  No770 締日処理

一応うちの会社にも締め日というものがある。 どこの場所に配送したのかがスコアとなって表示される。 やばいところ 危険なところほど評価が高い。 たとえば紅魔館は香霖堂3回分に相当する評価となっている。 香霖堂は殺される心配はないが紅魔館は本当に殺…

□月 ●日  No769 八海山先生の料理教室

いつものように紅魔館に納品をしていたら珍しくメイド長から変な注文が来た。 何でも新たなるレシピの開発のために料理人を探しているとのこと。 幻想郷の外の世界なら何人か心当たりがあるが、幻想郷の人間を連れてきても 殺されそうな気もするし、仕方なく…

□月 ●日  No768 誰が見ても普通の人

魔界にある地霊殿へ初めて納品に行くことになった。 ここの主人が一癖もふた癖もあるらしい。 ぶっちゃけ読心術が使えるそうなのだ。 朝倉に言わせると読心術というものはある程度の話術があれば それに近いまたは準じたことができるという。 彼女が変わり者…

登場人物紹介を更新 東方地霊殿に対応

□月 ●日  No767 幻想郷でもデンタルケア

幻想郷で外の世界とさほど変らず入手できてしまう物を紹介しよう。 それは歯ブラシである。 実は歯ブラシは博麗大結界が今の姿になる前に 現代の姿になったので、そのまま利用できてしまうのである。 妖怪たちも容姿を気にする過程で歯磨きはあっという間に…

□月 ●日  No766 とある人物の行動原理

朝倉が幻想郷に居たくない理由。 それは我こそは最高の魔法使いを標榜する愚かな人が挑戦してくるからだ。 朝倉にとってそれはとても馬鹿馬鹿しいことに映る。 彼女にとってすれば、友人一人助けられない魔法で最強を名乗るなんて烏滸がましいからだ。 朝倉…

□月 ●日  No765 The Beyond world

お年寄りを敬う日 敬老の日。 歴史は浅く、幻想郷には敬老の日にあたる日は存在しない。 そんな中、久々に自分の社員を追わないといけない事件が起こってとても気が重い。 薬屋がやってきてからと言うものの幻想郷の医療環境はかなり良くなった。 機材の一部…

□月 ●日  No764 繁忙期

巷じゃ秋の足音も聞こえてきて やれ運動会だとか中秋の名月とか色々言っているわけだが こっちは笑ってはいられない。 今日は特に忙しい日なのだ。 何故かというと、人間の社員は子供の運動会などで全員欠席、妖怪たちはというと 盆休みの振り替えでこの時期…

□月 ●日  No763 せっかくだから私は弾幕を食べてみるぜ

早朝の永遠亭 先日、あれだけイタイ目に遭ったのに未だ天狗の企画ものが続いている。 食べ物を納品していたら、「弾幕を食べてみよう」とかあり得ない言葉が聞こえて 慌てて止めに入った次第。 ワタツキ姉妹の妹依姫によれば弾幕の中には食べられるものがあ…

□月 ●日  No762 最近のスペルカード事情

今日も白紙スペルカードの納品。 ついでに使用済みカードも回収。 カードは数回同じものを使うと信頼性が低下する。 カードの信頼性低下は暴発の危険があるのでできれば10回くらい使ったら交換が望ましい。 白紙カードも幾つかあって、弾幕を格納する所謂…

□月 ●日  No761 運び屋と幻想郷

幻想郷から外の世界すなわち顕界への物流は基本的に認められない。 税関で登録したものか、中間管理職狐が認めたものだけが認められる。 対して無防備なのは知識の流出である。 中には知識の流出を狙って幻想郷から顕界に脱出しようとする者がいる。 かなり…

□月 ●日  No760 小兎姫はだれでしょう

最近小兎姫は果たして人間なのかと疑問を抱くようになった。 それは魂魄が普段使っている銃を見せてもらったときにこと。 アホみたいに大口径で威力を最優先している代物だそうで、 少女相手に使うにはあまりに大袈裟すぎると思う。 試射させてくれと頼んだ…

□月 ●日  No759 魂魄妖夢 考

配達の関係というか、あまり関わり合いにならない妖怪というものがいる たとえば白玉楼の現お庭番なんかがそれにあたる。 私は彼女が大の苦手である。 まず融通が利かない。 少しでも商品の仕様が違っているだけで大騒ぎする。 梱包の少しの違いすら文句を言…

□月 ●日  No758 幻想郷的脱毛事情

少女妖怪が空飛ぶ世界幻想郷。 ここに隠れたヒット商品が存在する。 それはなんと脱毛関連商品だ。 列車のパレット一個が脱毛関係商品で占領されるくらい 幻想郷ではこの手の商品が飛ぶように売れる。 決して笑い事ではない。 毛に関する悩みは幻想郷と顕界…

□月 ●日  No757 jackass in 幻想郷

メトセラ娘とニート姫(語弊があるのだが)この二人の暇つぶしの為 とある企画が詐欺師兎より持ち上がった。 打ち合わせに来たのは今から数日前、そこには「jackass」の文字が躍っていた。 とりあえず無かったことにしようと試みたが無駄だった。 jackassす…

□月 ●日  No756 違う想像をされても困る話

この日記をつけ始めて避けていたことがある。 幻想郷では妖怪同士の共食いがあるということだ。 こんなことを書くと、概ね百合の世界が想像されてしまう。 だが、今回取り上げるのは本当に食べられてしまうという事実だ。 この場面を目撃してしまったときは…

□月 ●日  No755 小兎姫の手記 

朝、蒸し暑くて目を覚ます。 エアコンが未明の雷のせいで止まっていた。 シャワーを浴びて出社。 早起きは三文の徳 櫻崎と打ち合わせ。 甘味を机の上に置く癖はやめて欲しい。 イチゴ大福の甘い香りが鼻を刺激する。 私に対する挑戦状か。 絶対やせると決め…

□月 ●日  No754 幻想郷における罪と罰

上白沢の塾で何か聞いたことがある言葉を耳にする。 教育に関する勅語のようだ。 顕界では抹殺されたものである。 幻想郷に合わせて龍神様が発したということにアレンジされているが まさか幻想郷で目にすることになろうとは思わなかった。 要するに道徳に関…

□月 ●日  No753 幻想郷における夏祭り論

なにやら河童達の動きが慌ただしい。 浅間から何故と聞かれて返答に困った。 夏祭りからちょうど半月が経過している。 この時期になるとわかることがある 女性の妊娠である。 幻想郷の祭りでは男女総出で関係を結ぶ風習がある集落は少なくない。 血が濃くな…

□月 ●日  No752 マイウェイは世界を救う?

衛星組が帰還 幻想郷のまわりをくるくる回っている宇宙ステーションにいる 数機のるーこと軍団の入れ替え作業である。 この衛星にはひとつのねらいがある。 博麗大結界における人間の心のケアをこの宇宙ステーションを通じて どう行うかを実験するというもの…