2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No1347 幻想郷の医療費に思う

薬屋の生活が相変わらず苦しいらしい。元々商売っ気が無いのも問題だが 肝心の薬売りがよろしくない。 ブレザー兎が薬を売ってるのだが、顕界でなら通用するような有効成分と 効能表現のせいで余計に売れない。 このままだと破産と言われたので仕方なしに帳…

□月 ●日  No1346 天狗の手形決済

河童の愚痴を聞いてやる。 なんでも鴉天狗が切る手形が焦げ付くケースが頻発しているらしい。 元々天狗が切る手形はあまり信用度が高くないことで知られており、 天狗とのコネを作る目的がなければ無理して手形を引き受ける者は少ないのが 現状である。 では…

□月 ●日  No1346 正体不明の病気

鵺が風邪を引いたらしい。それもかなり重篤で命蓮寺の連中皆が大騒ぎしている。 大師様が病気を治すための祈祷を始めたり皆がそれぞれの努力をしているが、いっこうに良くならない。 恐らく今まで気温が安定していた地下の生活に慣れすぎた為と思われる。 寒…

□月 ●日  No1345 重なり合うもの

八雲商事技術部、幻想郷ゆきの列車の製造や河童とのコラボレーション技術などを統括する部署である。 社屋とは別の場所にあり、一定期間ごとに引っ越しされるこの場所は社内でも正確な場所は機密事項とされる。 北白河ちゆりは、技術部の扉を叩いた。 コンビ…

登場人物紹介を少し更新しましたhttp://d.hatena.ne.jp/InuInu_for_SS/20070618

□月 ●日  No1344 輸送の切り札

倉庫に届くはずの商品が酷く遅れている。 紛争地域やら、自然現象などの影響で商品がうちの倉庫に届いていない。 いくら八雲商事といえど、商品が倉庫に届かなければ幻想郷に送り届けることはできないのである。 某所で発生した噴火の影響で飛行機がなかなか…

□月 ●日  No1343 八雲商事の採用状況

うちの会社にハローワークの人が尋ねてくる。 最近の就職環境の悪化から、人を雇ってくれという依頼が増えている。 うちの会社では、中途採用で人を雇う場合は基本的に引き抜きである。 ボスに人を雇わないのかと尋ねると、今は書類選考で落とすと 問題にな…

□月 ●日  No1342 黄金伝説

幻想郷に金鉱脈がある。 俄に信じがたい噂が幻想郷中を駆け巡っている。 そんなはずはないと言いたいところだが、実は否定しきれなくてとても困っている、 なぜなら、金山の存在こそ我が国における幻想入りしたものに他ならないからである。 この話を上白沢…

□月 ●日  No1341 射検場のひみつ

会社の中が慌ただしいと思ったら、射検場で火災があったとかで 待機していた消防が出動していたらしい。 滅多にないトラブルである。 スペルカードの開発は常に危険と隣り合わせである。 勿論、そんな危険を回避すべく様々な技術的工夫が成されておりトラブ…

□月 ●日  No1340 代用品

ボスが久々に難しい顔をしている、 なんでも、政府のお役人から自称現人神を顕界に呼び戻せないかという 働きかけがあったらしい。 今年の異常気象を見ればさもありなんと言うべきところではある。 自称現人神は月面戦争での安全保障のために幻想郷入りした…

□月 ●日  No1339 ラグボール

幻想郷では外の世界の事象が遅れて流行るのだが、たまにとんでもない代物が流行る場合がある。 一体何処からこういうのが流行るのか予測が困難なのはムーブメントが予測困難であるのと 同じであり、それは顕界も幻想郷も大きな差はないと思われる。 今回局地…

□月 ●日  No1338 次世代封印学

幻想郷では様々な妖怪が封印されていると言われている。 しかし、私が見た封印されているとされる妖怪達は割とお気楽な暮らしをしており 封印を自力で解こうとすると苦痛があるとか、そういう封印方法はてんでお目に掛かってない。 本来ペナルティとしての封…

□月 ●日  No1337 春雪異変を振り返る

今年の異常気象により食料品の価格が高騰、当然ながら幻想郷にも多大な影響が出ている。 救いとしては八百万のカミから事前に警告が出ており、かなり前から対処できることであるが 食料備蓄にも限界はあり、野菜類などは既に大赤字という状況である。 もし我…

□月 ●日  No1336 魔法技術コミュニティ

最近幻想郷で、魔法研究専門のコミュニティが生まれつつあるらしい。 今までなかったのが不思議な位だったが、これまで個人制作された「グリモワール」こそ 存在していたものの今のように魔法研究をするコミュニティまで生まれたのは珍しいことである。 事の…

拍手返事を更新しましたhttp://d.hatena.ne.jp/InuInu_for_SS/about

□月 ●日  No1335 古明地さとり

地下深くにあると言われる地霊殿と呼ばれる建物。 甘粕は、この建物に身を寄せる事に決めた。 何故か?そこには心を読むことが出来る妖怪が存在すると言われる。 天狗などの諜報組織がここを調べることがあればここにいる心を読み妖怪が 黙ってはいない。 だ…

□月 ●日  No1334 クソ天狗の注文

ネット転載天狗が飛行機が欲しいとほざくので、きちんと原価を出して 相場通りの金額を提示してやる。 高すぎるぼったくりだと五月蠅いので証拠を見せろと逆ギレしたら 見せられたところがロシアの超おんぼろ戦闘機のオークションだったりして 頭が痛くなる…

□月 ●日  No1333 聖輦船の謎

幻想郷の空を舞う聖輦船。 その実体は命蓮という人物が残した飛倉を改装したものとされる。 この船に乗っていると、魔法の力を身体に宿すことができるらしい。 私も能力持ちになれるのかとムラサ船長に尋ねたら勿論可能だと答えられたが 岡崎に尋ねたら、最…

□月 ●日  No1332 小兎姫による春の交通安全

朝 寒暖の差が激しいのでエアコンを掛けっぱなしで寝たら喉がからからになっていた。 加湿器でも付けておけば良かったかなと思う。 普段よりも水分を多く取ったので移動中にトイレに行きたくならないか気になるところ。 外の世界のトイレを知ってると幻想郷…

□月 ●日  No1331 鬼とお酒

花見の席となると俄然元気になるのが鬼たちである。 とにかくお酒が飲めるということでガンガン呑む。 アルコール度数なんてお構いなし、90%クラスの冷凍保存が必要なお酒を 割ることなく呑むことができる。 これが出来るのはうちの会社でも浅間くらいだ…

□月 ●日  No1330 次世代型天狗

ネット転載天狗 基本的に携帯端末でネットに接続し そこにアップロードされた事件をセンセーショナルに加工して新聞にしている クソ天狗である。 ニュース用の電子ページも作ってるらしいが 入ると彼女に広告収入が入るという仕組みになっているらしい。 新…

□月 ●日  No1329 プライベートお花見

OFFということで学生時代の友人などを集めてお花見会としゃれ込む。 個人的にはプライベートと仕事は分離して考えたいところだが、休みがどうしても合わないのが辛い。 花見酒も本当に久しぶりだったりする。ただ夜に花見をするのは避けたい。 寒いだけで…

□月 ●日  No1328 御柱祭

顕界で御柱祭が開催される。 7年に一度のイベントであり、巨大な柱を急斜面から下ろす有名な祭である。 自称現人神が幻想郷に旅立ったため、依代となる人物を強引に選定した結果 浅間が代わりになるという一幕があったが今年も開催することになった。 浅間…

□月 ●日  No1327 建造物修繕事情

適当に幻想郷を散策していると建物の解体作業に出くわす。 幻想郷の建造物の寿命はあまり長くはない。 寺院など長期間建つことを前提にした建物以外はかなり短期間の内に補修や新築の憂き目に遭う。 破損の原因は概ね経年劣化であるが、幻想郷の場合は弾幕ご…

□月 ●日  No1326 NSA

「ミスヒエダが幻想郷上空に飛んでいる所属不明機を問い合わせています。」 「何だと、許可した覚えも記録もないぞ」 「所属不明機は三機、内一機は我々のエージェントによって破壊されました。」 「彼女と連絡は取れるか?」 「現在もう二機と交戦中とのこ…

□月 ●日  No1326 月人の出産

月の都が久しぶりに大騒ぎになってると思ったら、月の民の一人が出産するというお話。 別に特別でもないと思うだろうが、薬漬けで寿命を延ばしている彼らにとっては 出産は一大事だったりする。 帝王切開は当たり前、母胎が危険になることもしばしばとか、聞…

□月 ●日  No1325 ツキがない

相手に同情したくなるシチュエーションっていうのがあるとしたら それは今日のような出来事のことかも知れない。 八雲商事の面子が搭乗している飛行機がハイジャックに遭ったらしい。 しかし、この飛行機の乗っている連中はもし仮に飛行機を爆破されても お…

□月 ●日  No1324 朝倉さんパネえっす

うちの会社で社内結婚があって、披露宴のあとみんなで二次会をしようという話となる。 流石にローテーションの都合上披露宴には皆が出席するわけにはいかず仕方なしの措置である。 当然のことながイベントも企画されており、毎度おなじみのビンゴゲームの景…

□月 ●日  No1323 幻想郷とプライバシー

顕界では顧客情報が漏れてやれ訴訟だとかやれパニックだとか色々起こっているのだが 幻想郷の場合、そういう個人情報に関する発想なんて無いので色々な意味で大変である。 顕界でもつい最近まで一般家庭の電話帳が本として出回っていたのだから プライバシー…

□月 ●日  No1322 お花見というけれど

そろそろ花見シーズンである。 今年もあちこちで宴会が開かれているわけだが、 当然うちの面子も新人を呼んで花見会としゃれ込むわけである。 朝倉とか北白河あたりの醜態を毎度取り上げても仕方がないので 今回はこの花見会に隠された意義を書いてみる。 実…