□月 ●日  No1334 クソ天狗の注文


ネット転載天狗が飛行機が欲しいとほざくので、きちんと原価を出して
相場通りの金額を提示してやる。
高すぎるぼったくりだと五月蠅いので証拠を見せろと逆ギレしたら
見せられたところがロシアの超おんぼろ戦闘機のオークションだったりして
頭が痛くなる。

自称現人神はその点まだまだ常識からは外れていない。
具体的に商品を指定するのは収益を圧迫するとはいえ、本人たちにとっては
注文と商品のギャップを減らしたり、こちらの負担を減らすためだったりするので
あまり文句を言う気はない。


だがネット転載天狗は別だ。顕界のことをろくに知らないくせに生半可な知識で
変なものを注文しようとする。 
だが私はまだマシかも知れない。 香霖は相当の被害に遭っているという。
外の世界の道具を無理矢理使おうとして壊される被害が続出しているらしい。
しかも弁償させようとすると逃亡するらしい。
個人的には元から不良在庫である香霖堂の商品を帳簿上から落とす口実ができるので
歓迎だったりする。


そんな折りとうとう北白河とネット転載天狗が衝突した。
北白河は結構きつい性格なので、お互いに譲らず喧嘩になったようだ。
話を聞いたら私と同じように戦闘機を注文してきたらしい。


問題はここからだ。 北白河、なんと岡崎の伝手を使い本当にオークションで戦闘機を落札しようとしている。
列車に載らないのでヴィヴィットたちを動員して分解し詰め込んで運ぶんだという。
やるのは別に勝手にすればいいし戦闘機は確かにただ同然の値段だが
空を飛ぶのかとかそもそも燃料はどうするんだと思う。


結局ボスがオークションに介入して飛行機は落札されないで済んだ。
ネット転載天狗については一度酷い目に遭わせると言っていた。
ボスが酷い目に遭わせると言う場合、脅しが本当になるから怖い。
とりあえず十字を切って南無南無というばかりである。