2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No1376 チーフによる妖怪レーティング 東方紅魔郷編

ルーミア 出現頻度 C 友好度 B- 危険性 B+ 普段は闇に紛れている為出会うことが殆どない妖怪。 コンタクト回数が少ないため評価し難い部分がある。 発言内容は物騒でも弱いから大丈夫だそうだが、私には十分すぎるほど脅威である。 周辺を認識する能力が…

□月 ●日  No1375 傍から見たらただのゴミ

寅さんのお寺にて北白河より応援依頼が来たので早速向かうことにする。 お寺に到着した私を出迎えた物は大量のゴミであった。 ゴミとしか形容できない何かというより他はなかった。 寅さんの能力は、財宝を集める能力である。 本来ならそんな能力があれば、…

□月 ●日  No1374 幻想郷事前体験

幻想郷の生活環境は外の世界に慣れきった人には過酷に映るようだ。 妖怪ですら、外の世界に慣れきった存在の場合は、不便さについて行けずに顕界に帰る ケースが存在する。 もちろん顕界にいればじり貧だから幻想郷へ旅だったわけだが それほど幻想郷の生活…

□月 ●日  No1373 引っ越しに挑戦

幻想郷に家を構えている社員の引っ越し作業を手伝ってみる。 基本的に引っ越しのシステムに大きな差は無いのだが、扱う荷物には少々特徴がある。 まず引っ越し荷物の中に畳があると言うことだ。 以前にも取り上げたことがあるが、幻想郷における畳サイズは規…

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□月 ●日  No1372 潔癖妖怪

ムラサ船長の散髪を目にする。 幽霊が散髪とは少々ナンセンスに見えるのだが、元々舟幽霊は長髪が多いらしく 短く切ってもまた伸びてしまうと言うのが、ヴィヴィットの話である。 彼女の散髪もかなりの頻度で行っているという。 ムラサ船長は舟幽霊の中では…

□月 ●日  No1371 珍しいお酒

浅間が幻想郷で珍しいお酒を手に入れたというので、終業時間にみんなで味見してみる。 今までに飲んだことのないお酒の味に皆で驚きつつ、銘柄を聞いたら「くちかみ酒」と いう名前だそうである。 変わった味なので、顕界にも同じようなお酒はないものかと捜…

□月 ●日  No1370 半月もしたら飽きる

自称現人神一味が新しい商売の一環として意味不明なスポーツジムを開いた。 普段空を飛んで運動不足のあなたに最適と銘打っており、成る程一理あるかと感じ入る次第。 香霖が使い方に困っているトレーニングセットを二束三文で買いそろえて 神社の前に据え付…

□月 ●日  No1370 運が良かったとも言う

顕界で通る言葉が幻想郷で通るとは限らない。 というわけで、うちの同僚からこんな話を聞いた。 あまりに理不尽な要求をしてくる妖怪に小声でこのどブスがと言ったら 相手にきょとんとした表情をされたという。 流石にまずいと思って、しどろもどろになりな…

□月 ●日  No1369 隠れスキル

人は見かけによらないって話。 偶然であるが自称現人神の成績表を発見する。 興味本位で中を見たら、思いの外成績が良くて驚いた。 何と言っても数学の成績が良い。 その辺の話を例の神社にいるおねえさんに話すると この神社に奉納されている絵馬を見せてく…

□月 ●日  No1369 名作に隠されたアナグラム

紅魔館に何故かガリバー旅行記が置いてあって少々驚く。 もっともこちらは原題なので、デーモンの司書さんに言われるまで気づかなかった。 皆はガリバー旅行記をご存じだろうか? 英国のとある風刺作家が書いた現代にも通じる名作である。 現代でこそ子供向…

□月 ●日  No1368 公開秘密結社

糞天狗から最近の幻想郷は秘密結社が足りないと言われた。 ただでさえでも変な連中が跋扈する幻想郷にまた変なものを 作る気なのだろうか。 そう言えば前に歴史秘密結社とかいうものの代表者に祭り上げられたことがある。 第一、秘密結社が取材を受けたらち…

□月 ●日  No1367 これが俗に言う社会科見学である

外の世界での対妖怪戦にアドバイザーとして参加する。 と言ってもあくまで経験の為だそうなので特に何かするわけではない。 事実上の見学である。 本当のところは妖怪を説得するための要員だったのだが 到着したときには既に大暴れしており手が付けられなか…

□月 ●日  No1366 霧雨のご息女に幻想郷生活を思う

霧雨のご息女が高速で飛行している。 後ろを用心棒らしき妖怪が追いかけているが直に離されそうな案配である。 多分彼女が何かしらの盗みを働いたのであろう。 妖怪ハンターとして生活をしているものの、彼女の暮らしは決して楽ではない。 盗みをしないとと…

□月 ●日  No1365 ボスによる妖怪達の姿に対するコメント

幻想郷の妖怪は専ら人の形状をする。 化け物の姿の方が相手に恐怖感を覚えさせるのではないかという意見もあるが その化け物の姿すら人や生物の部品を組み合わせたものであると気づくと思う。 しかし、そのようなキメラと言える姿は最初こそインパクトを与え…

□月 ●日  No1364 博麗の巫女とは

香霖堂で納品をしていると赤と白のデストロイヤー一行に出くわす。 こういう場合はさっさと裏に逃げるに限る。 幻想郷と顕界を結ぶ境界に住まう博麗の巫女 我々がデストロイヤーと言っている彼女は必要以上とも言える 強大な戦闘力を持っている。 もちろんス…

□月 ●日  No1363 倒したのはだれだ?

朝出社すると、朝倉が珍しく遅刻すると告げられる。 なんでも病院へ行ってから出社するとのこと。 魔法使いだから多少の怪我や病気なら自前で治せることを考えると、 魔法を行使できないほどの病気に掛かっているということなのか? 魂魄が美人で可愛い朝倉…

□月 ●日  No1362 幻想郷育毛久栗毛

そんなことより聞いてくれ。 うちの社員でザビエルってあだ名の人がいるのだが、 その人が幻想郷に10日ほど赴任したら頭ふさふさになって帰ってきた。 先日体調が悪いときに薬屋にその辺の事を尋ねたら心当たりがないと言う。 河城河童から、それはカツラ…

□月 ●日  No1361 そうだ薬屋の世話になろう

幻想郷で腹をこわした。 お陰で会社に帰還できずに現地で待機になったわけだが、少々酷いので薬屋で 診察を受けてみることにする。 薬屋の薬を使えば早く治ると思ってのことだったのだが。 幻想郷で感染症に遭うと理由の如何に問わず、顕界に戻ることができ…

□月 ●日  No1360 そして魔界

「神綺様、一体どういうおつもりなのですか?」 つい先日まで雨漏りのせいで湿気が篭っていた玉座を前に夢子は声を荒立てた。 「魔界神がここを何をしようと勝手じゃない?」 「ですが」 こことは地下深く魔界に存在する巨大宮殿パンデモニウムのことである…

□月 ●日  No1359 雹害にご用心

天候が変わりやすい時期。 先日まで氷雪異変の再来かとやっていたのが嘘みたいな陽気であったが 突然の風雨でやっぱり今年は振れ幅が広すぎると思う次第。 この時期、妖怪達にとって頭が痛い天候が訪れる。 それはなんといっても雹である。 文字通り痛い天候…

□月 ●日  No1358 本当は怖い場所

幻想郷内部で行き倒れが出たというので救出することになったのだが その場所が危険区域のため対応が若干だが遅れる。 一見すると何の変哲のない場所。 だがそれは妖怪さえ近寄らない要注意地域だった。 幻想郷には我々でさえでも近寄ってはいけないパワース…

□月 ●日  No1357 小兎姫の日記

朝、天気が安定しないせいがお陰でとても過ごしやすい日。 暑くもなく寒くもなく。湿気も丁度良い具合で思わず寝過ごし掛ける。 理香子からモーニングコールが無ければ危なかった。 今日彼女は休みらしく珍しく朝帰りしたとの事。 野菜の値段が安定してきた…

□月 ●日  No1356 幻想世界の栄養学

幻想郷で働くと嫌が応にも矯正されるものがある。 それが食べ物の好き嫌いである。 幻想郷住人にとって食べ物の好き嫌いというのはあまりないことで知られている。 典型的な外の世界の住人、事象現人神や多々良小傘嬢でさえ、食べ物の好き嫌いが かなり改善…

□月 ●日  No1355 接触を試みるカミ

厄神様 常識にとらわれない色々な意味で迷惑千万な連中ばかりが跋扈する この土地において随一の常識人として会社でも有名である。 八百万のカミでありながら、八雲商事との関係も深い。 社内のカウンセリングを副業としており人の心に潜む厄を取り払ってく…

□月 ●日  No1354 与えるな危険

ノーレッジ女史から、命蓮寺の連中が顕界の思想書を借りていくという話を聞く。 辞書まで借りていく念の入れようだ。 借りている書籍は人心掌握術から経済学や社会学の本など。 あまりに内容が偏っているためこちらに話が振られてきたらしい。 これはかなり…

□月 ●日  No1353 正式名称はガスコンベック

紅魔館からガスインフラを持ち込めるか相談を受ける。 時期尚早と思いつつもLPガスなら技術的に可能であることがわかる。 配管関係などいろいろ面倒なのであまりやりたくないのが本音。 どうやらほしいものはオーブンレンジのようである。 温度調整が自動…

□月 ●日  No1352 柏餅クライシス

阿礼乙女の邸宅より悲鳴にも似た緊急配送依頼。 注文書を見てみんなで顔を見合わせる。 柏餅に巻く桜の葉っぱがない。 幻想郷で自給できるのではないかと思ったら大間違い。 前年秋に収穫した葉を塩漬けしているのである。 塩が入手しづらい幻想郷ではこれが…

□月 ●日  No1351 忘れられた男たち

HEYボブ久しぶりの参戦だぜ。 そうともさスティーブ、すっかり俺達も幻想入りしたと思ったぜ。 もうすでに幻想入りしているのに何を言うんだスティーブ。 俺達にとっては現実が幻想なんだよボブ。 おい、あのアフィサイトの管理人実は女だったんだって知…

□月 ●日  No1350 幻想郷は幸福なのか

幻想郷に住んでいる人は幸福なのか? この時期、幻想郷の現実を知った人から結構な割合で聞かれる命題である。 顕界の文明からは隔絶されているし、お世辞にも便利というわけでも 清潔というわけでもない。 私が知る幻想郷は生活水準が数十年ほど遡っている…