□月 ●日  No1368 公開秘密結社


糞天狗から最近の幻想郷は秘密結社が足りないと言われた。
ただでさえでも変な連中が跋扈する幻想郷にまた変なものを
作る気なのだろうか。


そう言えば前に歴史秘密結社とかいうものの代表者に祭り上げられたことがある。
第一、秘密結社が取材を受けたらちっとも秘密結社じゃないと思うのだが
糞天狗は記事になれば別によいと言っていた。


秘密結社といっても構成員は私一人だし、活動の実体は存在しないし
そもそも写真を撮られたところのロケ地は紅魔館だったりと散々である。
しかも言ってもいないことを完全捏造されており最初に糞天狗と
話した内容からど派手に外れているときている。


そもそも、幻想郷は歴史的に断絶された地である。
この感覚はむしろ米帝に近い。 謂われが重視される筈の幻想郷でありながら
歴史が断絶されているという矛盾は、恐らく妖怪達の力に対してある種のリミッターを
かけているものと推測できる。
故に幻想郷の歴史を探ることは妖怪の真の能力を探る行為と言える。


すなわち妖怪をよく知るための組織という意味であり、歴史秘密結社の言い分とやらは
完全に誤りと言える。
命蓮寺の連中が聞いたら喜んで賛同するのではないだろうか。
自ら率先して秘密結社の構成員になると言い出すに違いない。

 
しかしながら朝倉が、恐らく上部から圧力が来たのではと言っていた。
本当にそんな秘密結社が生まれたら幻想郷のパワーバランスは容易に崩壊するからだ。
謂われを加速することが出来れば、スペルカードルールの維持に影響も出かねない。


だからこそこういう組織があっても相対化されることをこの新聞は語っているのでは
ないのかと思う。 新聞でも上白沢がそのような組織に苦言を述べていた。
自分がやったわけでないのに妙に恐縮してしまう。


このように捏造だらけの新聞と言ってもそこにある意図を推測することで有効な情報へと化けるのである。 
たぶん。