2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
霧雨魔理沙が使用していたという著書が顕界で販売されるそうだ。 まったく幻想郷の商品がこの世で売られるばかりか人気を博するなんて世も末のような 気がしてならない。 内容を読ませて貰うと、自己相似形を意味する「フラクタル」という言葉が 目についた…
久々に幻想郷に紛れ込んでしまった顕界の人の説得に追われる。 こういう人間は一種クレーマーと変わらず、自分の意見を意地でも通そうとするが 現実がそれを許さない場合が多い。 一度痛い目に遭えば良いのだろうが、問題は痛い目に遭ったときにはこの世にい…
「迷った。」 八雲商事営業部にこの度赴任したばかりの浅間伊佐美は毒づいた。 商品輸送列車から降りてちょっと幻想郷を散策するつもりだった。 眼前に広がるは延々と連なる竹林。 幻想郷を少々侮っていた。 「帰るのはなんとかなるとしても、問題はアルコー…
目にゴミが入ったという氷妖精に目薬をさしてみる。 暴れまくるので明羅女史に抑えて貰ったが どうも目薬が眼球に到達する直前に氷になっていたみたいだ。 これは痛い。 よく失明しないものだが、これが妖精クォリティなのかもしれない。 幻想郷の妖怪たちは…
北白河が珍しく頭を抱えている。 聞けば、幻想郷で立て続けに小規模異変が発生しているため物品搬送量が増えているという。 搬送量が増えると言うことはコストが増えると言うことだ。 当然のことなのだが、コストが掛かりすぎればその分利益が減る。 当たり…
白玉楼で商品を納品していたら、比那名居の主人を発見。 我儘娘ではない。 適当に酒を飲み交わした後、千鳥足で帰宅。 横で話をかいつまんで聞いたが、半分くらいが世話話、娘の狼藉についての謝罪と いったところである。 単なる謝罪ではなくて、山吹色のお…
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死神の小町嬢がなにやら身を屈めて何かを拾っている。 手伝おうとしたらものすごい顔で睨まれた。 胸の谷間を見ようとしていた訳じゃないんだ許してくれ。 拾っているのは古銭の類 どうやら放った弾幕を回収しているようだ。 実は弾幕というのは魔法で全部生…
最近妖怪たちの注文数が増えている。 あまりに量が増えたのでおかしいなと思っていた。 実質倍になっているのだ。まるで一部の物資が滞っているようにしか思えない。 基本的にうちの部署以外にも幻想郷に物資を運んでいる部署はあるのだが きちんと売り上げ…
巨大ロボがブームである。 というわけでもないのだが、うちの会社には頭が痛くなるような巨大ロボが幾つか ストックしてあるらしい。 そもそも妖怪が人間のサイズを守っているとは限らない。 マイクロサイズの妖怪もいるし、超巨大妖怪もいる。 超巨大妖怪は…
皆既日食である。巷ではこの脅威の天体ショーを一目見ようと色々やっているが 幻想郷の住人にとって洒落では済まされない事態が起る。 事前に分かっていてもちょっとしたパニックが起ることがほぼ間違いないからだ。 うちの社員も基本的に全員出社。暴動発生…
顕界の通勤列車で痴漢を働いている奴を発見。 女性を助けてやる。 折角助けたと思ったら、なんと相手は妖怪だった。 顕界でも幻想郷でも出没する境界型妖怪「多々良小傘嬢」である。 彼女は妖怪の中でも顕界と特に溶け込んだ妖怪として知られている。 彼女が…
うちの仕事も長く続けていると、多少の妖怪程度では驚かないのだが 女の子ならぬジジイ型妖怪が来ると色々とコメントしがたいものがある。 誰のことかって、筋肉隆々の禿頭 雲山先生である。 誰が雲山先生と呼んだのかは知らないが、とりあえず存在感は確実…
幻想郷にある社員寮の一つが老朽化の為新築。 永遠亭の技術があればずっと同じところに住めるわけだが設備が刷新されないと 河童達に言われて諦める。 はっきり言って今の家はかなりやばかった。 床は抜けそうだったし、シャワーはなんか変な臭いがしていた…
毎年のことだが今年も日差しの眩しい夏がやってきた。 この時期気をつけないといけないのは熱中症による墜落事故である。 そこで空を飛ぶ妖怪たちにとても売れるのが水筒と梅干である。 妖怪たちは人間系でなくても多くの場合発汗で体温を調節する。 そのた…
うちの寮で大きな蜂の巣が見つかった。 幻想郷でも顕界でもヤバイ生き物はいるわけだが その中でも特に身近な存在はやっぱりスズメバチでは無かろうか。 刺されれば命に関わるのも同じなのだ。 顕界出身者は畏れおののくばかりだが、幻想郷出身者はゴミ袋を…
はてなダイヤリー挙動不審につき日記が正しく更新されていませんでした。 期待された方申し訳御座いませんでした。
うちの社長である隙間妖怪が久々に朝礼に出たと思ったら事務所の掃除を指示してきた。 面倒だと思いながら、事務所をみんなで整理することにする。 皆の机の上をまじまじと眺める。 とりあえずこいつを何とかしないといけない。 朝倉の机、いわずもかなかな…
「貴女が十六夜咲夜さんですね。」 人が寝静まろうとする夜間、月明かりが当たりを照らす時間 咲夜は香霖堂での捜し物を終えて一路紅魔館へ戻ろうとしていた。 そこに現れたのは、幻想郷ではあまりに奇異な姿をした女性。 全身を白づくめのコートらしきもの…
阿礼乙女のところに納品に入ったら、ブービートラップに引っかかって ピーピー鳴いている妖怪を発見救出する。 助けた奴は自分はデーモンで、妖怪ではないと主張していた。 なんでも幻想郷で広く扱われている阿礼乙女のレポートに かなりの人口がいるにもか…
天狗が持ってきた幻想郷の野郎どもの隠し撮りを朝倉たちと一緒にウォッチ。 北白河がなんで幻想郷の野郎は細面が少ないのかと愚痴っている。 堅い物を食べることが多いからじゃないかと推測する。 朝倉は、顕界に行ったらみんな顔が細くてびっくりしたと話し…
しくじった。 食べられると思って食べたおはぎで食中毒になってしまった。 昨日の作業で体力が減っていたせいもあるかも知れない。 昨日から酷い下痢に見舞われ悲惨だった。 たまたま現地法人にいたお陰で、洋式トイレを使えたのが不幸中の幸いだった。 幻想…
幻想郷の夏。 うちの現地法人詰め所の周りに雑草が生えまくっているので 皆で草取りをする羽目になった。 こういうものは除草剤を撒けばいいのだろうが残念ながら幻想郷では 除草剤を撒くこと自体タブー視されている。 毒を撒くようなものであり、ただちに妖…
自称現人神の羽振りがいいので、参拝客が増えたのかと尋ねたら 捨てようと思った古本が高く買い取って貰えたらしい。 どんな本なのかと尋ねると古いファッション誌だった。 妖怪たちも女の子。可愛い服を着たいと思うのは当たり前だ。 妖怪たちをアウトレッ…
人形遣いのアリスから苦情。 とある人物まき散らす騒音で相当迷惑を被っているらしい。 彼女の大道芸は人形を遣った演劇である。 そこに押しつけがましいラッパと笛が鳴り響く。 喜ぶのは彼女のダンスを見る男ばかり、そう彼女の名はオレンジ。 幻想郷随一の…
社内で署名活動。妖怪の利益を誘導する市民団体の奴である。 選挙が近くなるとこの人に入れてくれと言う動きもある。 もちろん強制はされない。建前上だが。 顕界で活動する妖怪たちは、基本的に民主政治の何たるかを知っている。 政治で喧嘩をする方法を知…
七夕である。幻想郷も顕界でもやってることが殆ど同じと言う不思議な風習である。 願いを叶えて貰うという風習はどこでも人気があると言うことだろう。 幻想郷でももちろん短冊に願いを書いている奴が多数居る。 真実が何か知ってると色々切ないものがある。…
幻想郷に行くとき、必ず持って行くのが通信装備と小型端末。 普段はポシェットの中に収納されている。 スペルカードを電源代わりに利用して 48時間は利用可能だ。 長期滞在時は何枚かカードを持って行く。 なくしてもいいように財布の中にも何枚か忍ばせて…
人間が集まり一つの社会性を帯びるとどうしても避けられないことがある。 それは貧富の差である。 出来れば幻想入りして欲しくないことではあるが 物資を運んだとしても共産主義でもない限り公平にというわけにはいかない。 もし誰も平坦な収入を持っている…
メリーが珍しく質問してきた。 幻想郷のストレスをどうやって解消するかということである。 まあ幻想郷の仕事になれてくるとそういう悩みも増えてくるのだろう。 彼女が一番ストレスを感じるのはやはり魔法の勉強をさせて貰えないことだろう。 高名な魔法使…