2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No990 ろくおん!

プリズムリバー姉妹たちの新曲録音を手伝うことに。 綿月姉貴から録音機を借りたというのに香霖が変な録音機材を持ち込んだためこいつを使うことに。 月の録音機は小型で何もしなくても音楽を綺麗に拾ってくれるというのに 香霖の持ってきた一昔前のスタジオ…

1000回記念告知は はじめに にて

□月 ●日  No989 謎の吸血鬼

夢幻館の周辺を巡回する吸血鬼の存在を知っているだろうか。 非常に珍しい昼間も活動できる吸血鬼として知られている。 同様に昼間も活動できる吸血鬼としては紅魔館にいるヴァンパイアの主人が知られているが 彼女の場合は直射日光、紫外線などに対しても十…

お知らせ

はじめにで1000回記念企画の告知を行っています http://d.hatena.ne.jp/InuInu_for_SS/20070601

□月 ●日  No988 デンジャラスユユコ

お酒の席で、白玉楼のお嬢様の話が出る。 白玉楼のお嬢様で真っ先に思いつくことと言えば胃下垂ということだろうか。 亡霊に胃があるのかという根本的な疑問は残るがそれくらい彼女は酷い大食いである。 おまけに酷い猥談好きである。彼女自身は経験がないと…

□月 ●日< No987 幻想アウトブレイク

酷い目に遭った。 幻想郷に釘付けのまま数日過ごしてしまった。 幻想郷に新しい病原体が見つかったというので 薬屋が治療薬を提供するまでの間、幻想郷内に待機になってしまった、 幻想郷と顕界を結ぶ検疫システム。 病原体の侵入を双方から防ぐことを目的と…

□月 ●日  No986 Mona-Lisa Overdrive #2

「誰がそれに乗れと言ったかしら」 列車に乗り込もうとした三人を少女が制した。 追っ手を振り切り、地下鉄の線路に辿り付いた「魂魄」「甘粕」「月兎」の前に現れたのは 4輛編成の列車であった。 時間がなかった。魂魄は月兎を逃がすため吹き抜けから落ち…

□月 ●日  No984 魔界の謎

久方ぶりに魔界に珍しい食べ物類などを持って行く。 大半の物資を自給し、旧地獄にも物資を供給していることで知られる魔界であるが 今回の仕事はかなり珍しい分類となる。 恐らく直接食べるのではなく、生成するための資料としての注文ではないかと思われる…

□月 ●日  No984 末期的人類の生活

月人との貿易額の相殺処理を行う。 一般的に月からの出費が出ないように調整するのがセオリーである。 だいたいの場合、こっちが欲しい物が高価になるのだが なぜか今回少しだけ違算が出たので、差異分を現金で貰うことになった。 月人は現金主義である。テ…

□月 ●日  No983 末期的人類の愉しみ

「ジャンクフードが食べたい」 「はあ?」 以上が今日の遣り取りである。 驚くべき事にこの注文をしたのは綿月の姉の方である。 ジャンクフードというのはあのファーストフード店で売ってるアレである。 自称現人神の注文ではない。月人の注文である。 これ…

□月 ●日  No982 Mona-Lisa OverDrive.

魂魄妖忌は焦っていた。頭をフル回転し、事態を収拾しないといけなくなった。 魂魄妖忌は剣の達人である。しかし、今居る場所にとってそれが何のメリットになろう。 今回の仕事は彼にとって専門外過ぎた。標的を斃す仕事は得意だが護る仕事はノウハウが少な…

□月 ●日  No981 阿礼乙女と妖精

阿礼乙女の邸宅 相変らずの重武装である。 指定された場所を歩かないと空中爆雷が飛んでくると もっぱらの噂だ。 それもこれも全ては妖精対策だと言うのだから恐れ入る。 彼女のレポートを見ると妖精に対して、やたら過激な発言が飛び出すのが印象的だ。 妖…

□月 ●日  No980 氷妖精のはなし

氷妖精にお菓子をねだられる。 嫌という理由もないのでとりあえず飴玉を上げておいた。 氷妖精と言えば幻想郷ではとてもポピュラーな妖精の一人である。 夏になっても紅魔館を涼しく保っているのも彼女のお陰であるし、彼女のもたらす弱冷気が ワインの醸成…

□月 ●日  No979 アフタークレーム報告

久々にバースト型のクレーマーに出会う。 幻想郷では極めて珍しいタイプである。 幻想郷の場合のクレーマーと言えば理路整然とくどくど言う奴が殆どだ。 妖怪たちの多くは年齢を重ねた結果、海千山千の強者ばかりである。 爆発するような文句が 却って自分を…

□月 ●日  No978 60yeas ago.

月に知的生命体が存在する。 これは我々人類にとって大きな糧になることは間違いない。 だが彼らが友好的ではない場合どうするのか? それが問題だ。 月人との遭遇は我々が考える宇宙人像を大きく刷新することとなった。 これまで我々は人間の姿をした宇宙人…

□月 ●日  No977 仕事を紹介

親戚から会社を紹介してくれと言われる。 このところの就職難でどうにかコネ入社を狙いたい人が増えているのだろう。 どうせ採用するかどうかを決めるのは人事なのでとりあえず概要だけ教える。 教えていて表向きの業務だけ述べていると結構まともなところに…

□月 ●日  No976 永遠的ダイエット

永遠亭に重量物を届ける。 中身はエクササイズ器具。 注文した主はなんと薬屋である。 板の間に色々と置いてみる。 ホームランナーにクロストレーナー、乗馬までいろいろある。 冬場ろくに運動していないため体重が増えたらしい。 理論上ではメトセラ娘のよ…

お知らせ

「はじめに」を更新をしました。

□月 ●日  No975 親はなくとも子は育つ

白玉楼に何度か出入りしたためかどうにか現在のお庭番から顔を覚えて貰った。 このお庭番、真面目なのはよく分かるのだがいかんせん融通が全く利かない。 侵入者とあらば容赦なく斬りつけてくる危険な猛獣である。 町中にいる彼女は割と人畜無害であることが…

□月 ●日  No974 大捜索

幻想郷で失踪した社員の捜索。 うちの会社の社員は幻想郷で自由に行動できるわけではない。 一定時間毎の報告義務と 行動範囲規制があり、それを遵守することが妖怪との契約となっている。 守らない場合は外の世界から来た人間同様に生命の危険にさらされる…

□月 ●日  No973 産の忌み

普段あまり使われていないと言われる小屋に生活用品一式を運んでおく。 と、言っても中は清掃が行き届いており、いつでも人が住めるようにスタンバイされている。 顕界における公会堂の類にも似ているとも言える。 とりあえず検品が必要なので暫く待っている…

□月 ●日  No972 月面観光案内

なんとか月での仕事も慣れてきたので少しづつだが日記に認めてみる。 月人のレイシスト振りは毎度辟易するが物珍しさが先に行っているお陰でなんとか平静を保っていられる。 綿月姉妹邸をまじまじと見つめる。 まさに古風の建物である。 よく、ローハイミッ…

□月 ●日  No971 ゴミを鑑定

月の海で発掘作業。壊れたロケットの回収作業に狩出される。 何故か岡崎が陣頭指揮を執っていた。 月では分解を司るバクテリアの類もないらしく、壊れたロケットの残骸はほぼ完全な形で残っていた。 回収して再度組み立てしたら このロケットは立派な月行き…

□月 ●日  No970 境界型妖怪と一点物商品

久々に厳重に梱包された商品を運ぶことになる。 送付先のタグを見ると、差出人と宛名が全く同じ事に気がついた。 これは所謂境界型妖怪と呼ばれる妖怪の依頼である。 妖怪というのは幻想郷にだけいるとは限らないのはよく知られているのだが、 顕界と幻想郷…

□月 ●日  No969 ボスの回顧録

博麗霊夢が月から帰還して早半年となる。 想定された感染症や思想改造の類もなく、能力面も特に問題はない。 月人の生活に何かしら影響されて少しはしおらしくなったのではないかと期待したが、それは贅沢というものだろう。 保険として招聘(しょうへい)し…

おしらせ REX5月号が各地で品切れ状態となっているので東方星蓮船ネタはWEB体験版まで待つことにします。 1000回記念向けにイラストなども募集します。 またMixiコミュ管理人よりタイトル画像も募集いたします。 ネタのある方は公開メールアドレ…

□月 ●日  No968 浄化扇子

綿月姉から扇子を譲って貰った。 なんでもこれで隙間妖怪を黙らせたらしい。 そんな強大なリーサルウェポンを譲るとは一体何を企んでいるのか正直悩んだ。 とりあえず扇子を広げてみたら、途端にものすごい臭いが広がった。 ビニール袋に二重で閉じて封印し…

□月 ●日  No967 お花見だ

花見の季節である。今年は幻想郷で花見をしようということになり準備に追われる。 とりあえず夜雀に屋台を作るように頼み、食べ物類を搬送する。 幻想郷でやれば朝倉あたりは出席しないかなと思っていたが甘かった。 幻想郷のサクラと言えば殆どがヤマザクラ…

□月 ●日  No966 決算直後の風物詩

うちで扱っている商品のメーカーさんが逝く。 幻想郷でのサポートのための資料集めに追われる。 商品を扱うためにメーカーに電話したとき、電話が通じなかったのはそのためかと感じ入る、 幻想郷で商品を扱う以上メーカーが倒産したからサポートしないと言う…

□月 ●日  No965 絶好調

体調が悪い。 日頃の無理が祟ってか、酷い頭痛に悩まされている。 仮眠をとればある程度軽減されるが、根本的に治るわけではない。 薬の飲み過ぎで胃が荒れているせいか、胃も重いときている。 同僚の一人も今日は体調が悪いらしい。早退を勧めたら大丈夫だ…