■月 ●日  No6217

 いくら相手がサトリと言っても相手側がこちらの考えていることを
 言語化できないパターンでは対処が難しいってのは先日も述べた通り。
 彼女が幻想郷に行ったり理由なんだが、一つ言えるのは比較的遅い段階で
 幻想郷へ完全移住したという懐柔するしかなかった。
 
 地霊殿はいわばセーフハウスであり、まあ、恋思が認識阻害に成功しなければ
 今頃は某専制国家に攫われて実験動物と同じ扱いをされていたんじゃないかと思う。
 まあ結局地霊殿がなくても連中はサトリの技術をある程度再現する事には
 成功したんだが、あんまりにも事故率が多かったり、言葉の壁でまともに読めない
 とか、価値観の壁でストレスが掛かって倒れたとか、もっと言えば、
 脳神経の病気を再現してしまって健康体だったのに人事不省になったりとか
 とにかく使えないってことがわかっちゃった次第。

 相手の思考が読めれば、政治闘争とかでかなり有利に立てると思われたんだが
 結局、この専制国家もウォッカの前で圧倒的敗北を喫した。
 酒が入ってる状態でこれをやると、悪酔いまでが伝染する。
 だけならいいんだが急性アルコール中毒を誤認して肝機能障害まで起こした挙句
 次の日に見事に脳梗塞になったけど、だれもその人を恐れて起こさなかったから
 結局手遅れになっちゃったって話を聞いたら、ダメやんってなった。

 ちなみに博麗の巫女と戦ったサトリですが、同様の状態に陥って、
 こんな昼間から酒を飲むと体を壊すぞって大マジで巫女に忠告したって話を聞いて
 遠い目をしてる自分がいる。