2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No2154 幻想食料不足

幻想郷においてよく聞かれることがある。人口が増えた状態でも幻想郷住民を養えるのかという問題である。 食糧の価格は年々増えるのではないか、輸送量は増加の一途ではないかと皆はそう思うだろう。 しかし、実際にはそうにはならない。これは現代の地球の…

□月 ●日  No2153 サバイバルゲーム

最近、河童どもが山で大暴れしていて本当に大迷惑である。 そもそも河童どもは両生類とかと違って、いわゆる哺乳類型爬虫類の類と言ったほうが近い代物だ。 乾燥に強い両生類といった感じであって皆が思うほど水に依存していない。 むしろ彼女たちは数十日は…

□月 ●日  No2152 古明地を科学する

古明地さとり いわゆる地霊殿の主人はその人が何を考えているのかわかるらしい。 通常彼女が思考を読むのは大脳新皮質の中でも側頭葉言語野の部分である。 言語野の部分にある言葉を紡ぐところを フックして、何を考えているのか疑似的に読むことができる。 …

□月 ●日  No2151 土用丑の日だそうです

夜雀のウナギ販売の応援。土用丑の日にウナギを食べるというのはどうもウナギ売りの売り文句と聞かされて 色々な意味でがっかりした今日この頃である。 ウナギを食べるならやはり幻想郷で食べたほうがいいというのが八雲商事社員の共通認識である。 顕界で食…

□月 ●日  No2150 適応

八雲商事現地法人にはそれなりに大きな訓練施設がありまして、そこではサバイバルとか、スペルカード利用とか色々な訓練をしております。 基本的にこういった訓練施設は幻想郷でありながら幻想郷でないように隔離を行っており、ここに住んでいる動物たちも話…

□月 ●日  No2149 すべてには合理的理由が存在する

妖怪というのは並外れた身体能力を持っているというのが色々定説ではあるのですが、 本当のところ、扱いやすい能力というのはかなり少ないものでして、いいところ鳥妖怪が持っている呼吸器とか そんなものしかないのではないかと思う最近であります。 妖怪が…

□月 ●日  No2148 自然コンサルタント

魔女と呼ばれる存在がおりまして。まあ、要するに仙人みたいな暮らしをしている人なのだが こういう人が基本的に林業をやったり環境保全をやったりしていまして、実はとても重要なポジションにいることも多いわけでして。 こういう人は概ね、神を信じていな…

□月 ●日  No2147 保険ははいりましょう

八雲商事にはいろいろな人がやってくるが、保険屋さんもその一人である。 健康保険やらいろいろな保険が妖怪だと国で保証できずに任意保険になるからである。 保険のメリットを説明するのは些か大変だと思いきや、大体の妖怪は強力な妖怪が入っていると知る…

□月 ●日  No2146 インフラを軽視してはいかん

電気なんていらんとか、インフラなんて多少なくても大丈夫っていう人がいるじゃないですか。 最近思うのはこういう人が幻想郷に行ってもほとんど持たないよねってことでありまして。 やっぱりたまにそういう人が幻想郷に迷い込んだりしますが、自称現人神で…

□月 ●日  No2145 レッツ出前

幻想郷にもなぜか外食産業というのがあります。基本的に幻想郷は共働きでありまして 労働時間も結局管理する手法がないことから遅くまで仕事する者も結構おりまして そうなると仕方ないからということで外で飯を食うってことがあるわけであります。 また、比…

□月 ●日  No2144 純度がたいせつです

幻想の世界でも資源の確保ってマジで大変です。 結局のところ顕界の資源卸値にモロに関係していまして、ひどい場合だと高値で買わないといけません。 その意味で幻想郷のお金というのも顕界に回る仕組みになっています。 顕界のキャッシュが足りなくなれば幻…

□月 ●日  No2143 中途半端

河童と大激論 自称現人神一味がパープリン過ぎるという話である。 そんなこと以前からそうだろうがとか、そもそもパーじゃなければ顕界で覇権握ってそれはそれで碌でもないことに なるのではないかとか色々思うところはある。 問題はこうだ。地底に用意して…

□月 ●日  No2142 スペカ普及の裏事情

弾幕戦をフェアに行うための仕掛けとしてスペルカードシステムの標準化が行われていることはすでに 説明したとおりである。 国際標準化機構(ISO)がこいつに口を出してきたということが分かったのは 我々がつかう疑似スペルカードにISO認証が書かれて…

□月 ●日  No2141 暑さと幻想郷

幻想郷という世界において高温対策というのは色々どうしようもない部分がある。 あまりに高温なら雨を降らせばよいかもしれないがそんなことをしたら秋姉妹が許さない。 かといって極端な高温はそれはそれで苦情が来るというので、これがいろいろ面倒なこと…

□月 ●日  No2140 出入り禁止

最近北白河がパチンコに入り浸らなくなったと聞いていろいろな意味で意外に思う。 なんでも行く先々でお断りされてしまうのだとかで本人もなぜそうなるのかいまいち理解できていないらしい。 本当にそうなのかということで朝倉とかとみんなで行ってみるとや…

□月 ●日  No2139 すべてを受け入れること 体勢があるということ

幻想郷の住民に溶け込むことは並大抵の努力では不可能であることは間違いない話でありまして 特に問題となるのが、彼らの小さなコミュニティに入ることの困難さであります。 幻想郷の人里は良くも悪くも小さなコミュニティです。上手くいくと良いのですが 悪…

□月 ●日  No2138 伝説の二人

元秘封倶楽部と言われた二人。 実は彼女たちが現在幻想郷に行けるようになったのはどうしようもない理由があります。 なお、そうなったのも概ね我々の責任であり、それについては反論は一切いたしません。 彼女たちは一応不思議スポットに行って色々するとい…

□月 ●日  No2137 つかいものになりません

灼熱妖怪こと霊烏路空の冷却問題で色々協議。 高温を発するのはいいのだが一定温度をキープしないと色々問題が起こる。 気を付けないといけないのは服の処理でこちらは専用の防火装備になっている。一見すると白い服装に見えるが 実のところ金属を用いており…

□月 ●日  No2136 バキュラ

うちのボスだがたまに変なもんを持ち込んで頭を痛くさせることがある。 そんな彼女が持ち込んできたのがわけのわからない板である。 この板。なんでも弾幕を食らっても破壊されないという代物だそうで、 しかも回転しながら浮かんでいられるという。 これが…

□月 ●日  No2135 色即是空

怪奇現象が可視化できますと色々な部分で便利だったり不便だったりします。 面白いのは、人間というのは必ず説明できるものに脳内を置き換えて物事を理解するものなのです。 本当は厄介な存在や代物が見えていても頭の中でそれは異常がないと思い込むなんて…

□月 ●日  No2134 御免で済んだら

妖怪が顕界で生活するためには必ず警察かヤクザと仲良くなる必要があります。 ぶっちゃけ 警察というのは霊能局でありましてヤクザはたぶん八雲商事のことを言います。 そんなもんです。 警察と仲良くなった妖怪というのはマジで始末悪いです。 知り合いのご…

□月 ●日  No2133 おいそこは轢かれる場面だろ

幻想郷にいた妖怪たちが顕界で活動できるようにするためにはとても大変なリハビリ行為が必要となる。 ここでは実際に起こったリハビリ行為がどんなものか紹介しよう。 朝倉理香子。永遠の27歳。 交通法規が解らない朝倉のために用意したのは自転車だった。…

□月 ●日  No2132 正社員募集の求人広告に人が萃まらないのはハロワの陰謀であるっ(迫真)

八雲商事にはリストラがないらしい。いやリストラがないというと色々語弊があるかもしれない。 社内の再編成という名前のリストラならあるからだ。人を減らすのがリストラだというと色々な意味で 語弊があるがあるといえるだろう。 八雲商事にリストラがない…

□月 ●日  No2131 ておくれ

最近地霊殿で掛かる予算がかなり増えていると知って、一応地霊殿に乗り込んでみた。 いったい何にお金が掛かっているのか、伝票を見れば大体見当はつくのだが顕界で出回っているような 代物ばかりが書いてあったため実際に確認した次第。 一応八雲商事社員の…

□月 ●日  No2130 幻想事故事例

幻想郷で起こる頭の悪い事故を紹介してみる。 魔術を使うというのはいろいろな意味でリスクがあるものだ。 それがちょっとしたものでも事故は起こるときは起こる。 注意一秒けが一生である。 たとえば空を飛んでいる間の低体温症についてだ。 特に人間の場合…

□月 ●日  No2129 レフト

八雲商事には労働争議として一つだけ認められていないものがある。 それはストライキだ。ストライキをやってしまうと、幻想郷に影響が出てしまう。 もっとも、それ以前の問題としてストライキそのものがとてもリスクが高い行為である。 すなわち幻想郷住民を…

□月 ●日  No2128 なぜ彼女はそこにいるのか

幻想郷において色々な問題は発生しているといっても最後に残るのはなんといっても食糧問題である。 人口が増えれば、食糧の消費量は増えるし、食糧の生産能力を上げるには農業技術の進歩が必要である。 このプロセスにおいては、幻想郷も顕界もあったもんじ…

□月 ●日  No2127 ディア○○ティーニ

幻想郷の住民というのはとても難儀な奴らばかりだ。 教育水準も違うし、下手するとしゃべっている言葉がしばしば通じない。 顕界の横文字を使う場合は要注意だ。奴らは情報伝達速度が遅い。 だからこそガセネタでも天狗の新聞に需要があるのだ。 変な言葉を…

□月 ●日  No2126 はんてぃんぐ

黒谷ヤマメ女史から応援依頼があり急遽出撃、メンツが集められて自分はいらないのではないかと思う次第。 しかし内容を聞いてああ、なるほどと思った次第。 なんでも三馬鹿(幽霊除く)が逃亡をはかったのだという。 なぜ逃亡をはかったのか。 先がとんがっ…

□月 ●日  No2125 避難所

命蓮寺に妖怪たちが集まっているということでいろいろな意味で警戒を強めている状態。 そもそも博麗神社が担ってきた妖怪たちのたまり場だったが、博麗神社の妖怪たちが先鋭化というか 危険な妖怪が萃まりすぎて一般の妖怪が滞在しにくい状態にはなっていた…