□月 ●日  No2136 バキュラ


うちのボスだがたまに変なもんを持ち込んで頭を痛くさせることがある。
そんな彼女が持ち込んできたのがわけのわからない板である。
この板。なんでも弾幕を食らっても破壊されないという代物だそうで、
しかも回転しながら浮かんでいられるという。


これがあれば強力な妖怪と比較的安全に妖怪と対峙できるらしい。
というわけで持って行ってみたのだが。
邪魔です。 思いっきり邪魔です。 一応加工したというサイズは3×6尺
910×1820という代物で、畳サイズです。
織田信長という人が、決めた防御用の盾のサイズだという話です。


あんまりくるくる回っているのでさすがの妖怪も邪魔だと思っています。
どう思っても心証がよろしくありません。
板の存在にいらいらした妖怪が喧嘩を売ってきました。
我らが風見大先生です。


さすが板です。
弾丸を食らっても壊れない と思いましたがほどなくして壊れました。
あまり持っていません。 期待もしていなかったのであまりショックではないです。
妖怪もこれには拍子抜けしました。
この話を別の社員に話したら、自分も壊してくれという依頼がありました。
やっぱりみんなイライラしていたんですね。


しかしこの板。短時間のうちに弾幕を浴びせないと壊れないこともわかりました。
自己修復するみたいです。 
短時間のうちに浴びせる弾幕の数は256発。これができる妖怪は
結構限られているので それなりに効果はあるのかもしれません。


結局この弾幕は八雲商事用スペルカードとして採用されるみたいですが
個人的にはひどく迷惑なので使いたくないと思います。
まあ、実際こいつが登場した世界でも迷惑なだけという話でしたしね。