2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No750 とある風景

私が上官のゲイツである。 今日は貴様らヒヨッコどもに正しい弾幕ごっこのやり方を教えてやるから心して聞け。 貴様らみたいな妖怪を可愛い女の子程度にしか思ってないロリコンどもは 体中に風穴が開いてあっという間にあの世行きだ。 奴らを人間だと思うな …

□月 ●日  No749 大迷惑鉄砲水

最近地下に鉄砲水が入り込んで大迷惑しているらしい。 比那名居の娘による局地的な大雨と説明したが、例の神社のおねえさんたちの仕業で あることは間違いない。 困ったことに幻想郷のメンツはこれを異変と思ってない。 比那名居の娘が派手に天候をいじった…

□月 ●日  No748 あるけあるけ運動

最近空ばかり飛んでるはずの妖怪少女達が 地上を歩いてばかりいる。 メトセラ娘に聞いたらなんでも地上を歩いていると健康になるという。 それは大いに結構だが少女達の靴はとても歩くには適していない。 あっという間に靴づれを起こして泣きながら薬屋のと…

□月 ●日  No747 人知れず努力する者

プリズムリバー三姉妹の引き出しの広さには感服する。 一見陽気な音楽を流すことが仕事の彼女たちだが、 テクノサウンドを流している時があるのにはびっくりした。 かと思えば、ジャズミュージックを流してみたり、 そうかと思うとロックミュージックまで引…

□月 ●日  No746 事後処理は続くよいつまでも 山超え谷底超えられない

例の神社が幻想郷に旅立って一年が経過。 早くも環境に色々影響が出始めており頭が痛くなる。 対応に追われているのは主に小兎姫。 糞オンバシラとかもうあり得ない罵詈雑言まで飛び出す始末である。 おねえさんがいなくなったことで夕立の降り方に影響が出…

□月 ●日  No745 海路納品

船便で届いた大型機械の類を荷下ろし。 と言ってもチェックするだけで作業は鬼達に任せっきりである。 幻想郷でも大型機械と無縁というわけにはいかない。 金属加工用のプレス機とか、新聞の印刷装置など実は色々な機械が納入されている。 特に気を遣うのは…

□月 ●日  No744 休みの日くらい掃除しろよ

夏休みである。 盆休みに休むことができないがこうして時間差で休みを入れるのである。 この時期、うちの会社の妖怪社員も幻想郷へ里帰りする。 ある者は妖怪の山でバカンスに、ある者は三途の川で涼しい時を過ごし ある者は自宅に帰って掃除やら身辺整理を…

□月 ●日  No743  Second Renaissance

YAKUMO archivesへようこそ あなたが選んだのは第8章の3 Second Renaissance まず初めてにカミありき カミに従う人々しばし平和な時を過ごす。 しかし、カミ同士の争いはつきぬもの。 カミに従った人々は争い憎しみ合った。 やがて人々はそんな生活に疑問…

□月 ●日  No742 きれいなおうち

住居というのものは住んでいる人の性格がよくでるものである。 まめな人が住んでいるところはいつも建物は綺麗だし 逆なら蜘蛛の巣が張り巡らされ、カビの臭いが建物を充満している。 プリズムリバーの屋敷はどうだろう。 主が居ない家はあっという間に荒れ…

□月 ●日  No742 それはそれは洒落になってない話

うちの会社の他愛のない会話。 北白河が朝倉にお肌年齢を気にしなくていいのは羨ましいという話からこの会話が始まった。 そこで朝倉から語られたのは洒落にならないお話である。 妖怪や魔法使いは一般的に歳をとらない。実際は少しづつとっているのだが 普…

□月 ●日  No741 地下妖怪を取り巻くものたち

最近魔界の温度がいい感じで上がっているらしい。 あの魔界神様も薄着になっているほどだそうで、色々と目の保養になりそうだ。 地下の妖怪の中には脳に直接作用することができる者が数多く存在するらしい。 魔界神お就きのメイドによれば、地下生活で鬱屈し…

□月 ●日  No741 月でのダメダメな一日

久々の月の都。 兎どもが相変らず食っちゃ寝している。 桃はすぐにエネルギーになり、戦闘中の兎たちの胃袋を効率良く満たすことができるが お腹が空いたときに食べたら確実に太ると思うのは私だけだろうか。 何度かここを訪れて馴れたのはいいのだが 悲しい…

□月 ●日  No740 お盆があけたら

盆休みの帰省ラッシュも終わりほっと一息の列車ダイヤ。 休みの日でも休み無く物品を送っているからだんだん休みの感覚がなくなってくる。 毎度の事ながら幻想の世界で物資を補給するというのは何とも不思議な感じがするものだ。 幻想の世界ならご都合主義で…

□月 ●日  No739 幻想郷における錬金術

自称現人神からいきなり錬金術について尋ねられて まともに答えることができなかった。 不勉強振りをいきなり痛感させられる。 「錬金術」。所謂普通の金属を「金」に変えることを目的にした数々の試みである。 幻想郷でも錬金術は存在する。もっぱら魔女が…

□月 ●日  No738 覚えて損はないこと

空飛ぶ少女が多数生息する幻想郷。 そこで飛行する人や妖怪たちのガイドラインというものが一応ながら存在する。 ここでは空中飛行する妖怪たちの生活の知恵が隠されている。 それはもう、間抜けなくらいに。 手元にそのガイドラインを記した紙が置いてある…

□月 ●日  No737 氷妖精と総体変化

真夏の炎天下。氷妖精は特に忙しい。 消滅してもすぐに復活することをいいことに冷房代わりに次から次へと狩出される。 あまりに不憫になったから本人に尋ねたら、「最強である私を頼っているから当然」という答えが 帰ってきた。 いいように利用されている…

□月 ●日  No736 幻想郷シミュレーターへようこそ

普通の人間が幻想郷に行くのは大きなリスクを伴うがどうしても 幻想郷に行きたい人に、幻想郷気分を楽しめる場所が顕界には存在する。 それは茶室だ。 日本家屋の茶室。 ここに数時間居ても心地よさを感じるようなら、その人は幻想郷に向いた性分の人と言え…

□月 ●日  No735 器用な人

お盆シーズンともなると取引先は皆休み。 商品の問い合わせをするにもどこもかしこも休み。 こういうときに限って変な注文が舞い込んでくる。 今日のお客様は美鈴女史。それも秘密の相談事である。 決して邪な想像をしてはいけない。 そんなことを想像して期…

□月 ●日  No734 今年のお盆ラッシュ

やってまいりましたお盆シーズン。今年も岡崎がグロッキーになったり 河城河童が発狂したりとものすごい状態でスタート。 ふたりを寝かせつつ、私の戦いが始まるわけで。 何故か駅構内が空いている。もちろん空いているといっても普段に比べれば混んでいるの…

□月 ●日  No733 防人の石碑

幻想郷に滞在していたゲイツ氏が帰還。送迎のため同行する。 最初は怖い人だと思っていたが、いざ話してみると結構話せる人だと分かった。 あとで朝倉に聞いた話だが、ゲイツ氏は今から数年前に人間の手から幻想郷を 守った人物らしい。 今回の目的も幻想郷…

□月 ●日  No732 立つ鳥跡を濁しまくり

守矢神社跡で霊能局の櫻崎に会う。 すでに守矢神社は再建の動きとなっており、当時の写真資料などを参考に復元作業が進んでいる。 神社が再建されたとき、そのとき守矢神社は真の意味で幻想行きとなる。 自称現人神の存在は忘れられるだろう。 一部の親しい…

□月 ●日  No731 因果な商売

親が亡くなって孤児になった子供達。 顕界ではこういった人たちの駆け込み寺がいくつかある。 児童相談所や宗教施設などそれは様々だ。 幻想郷の場合、多くはムラの中の誰かに引き取られるかするのだが それが出来ない場合、妖怪が引き取ってしまうケースが…

□月 ●日  No730 幻想郷民は収納下手

河童と一緒に香霖堂へ乗り込む。 いくら整理してもすぐに元に戻る香霖堂をなんとしてでも整理するのが目的だ。 はっきり言って一般の幻想郷の住民は物の整理ができない。 これが最近私が達した結論だったりする。 香霖堂のあのカオス具合も結局はとりあえず…

□月 ●日  No729 困ったスペルカードルール

普段決闘のために利用されるスペルカード。 スペルカードルールというのは決闘のための基本ルールである。 といっても運用方法はかなりメチャクチャである。 なにせ審判がいないからだ。 カードだって結構な数を持ち運ぶことができる。 破っても特にペナルテ…

□月 ●日  No728 幻想エアロダンシング

河童からある物品を引き取りに行く。 こいつは背中に背負って使うリュックのようなもので そこから伸びている紐を引っ張ると色々な色の煙幕が立ちこめるという代物である。 夏になればあちらこちらで祭りが繰り広げられる。 多くは秋の豊作を願う祭りであり…

□月 ●日  No727 社内カンファレンス「弾幕戦で生き残る方法」 講師 玄爺

スペルカード戦では、相手の弾幕を見切る他に能力を見極めることも必要となる。 というわけで、玄爺のスペルカード戦レクチャー。 私の場合はとにかく逃げることが重要なのだが、逃げるときも相手の能力を把握して逃げるのと 把握しないで逃げるのとでは生存…

□月 ●日  No726 魔女と紅茶の関係

幻想郷の住民にとってとてもポピュラーな飲み物がある。 それが紅茶だ。 驚くべき事にこの飲み物は日本文化を色濃く残すはずの幻想郷で 恐るべき普及率を誇っている。 阿礼乙女でさえ、急須に紅茶の葉を淹れるのだから恐れ入る。 紅茶の話をすると途端に多弁…

□月 ●日  No725 異変前夜

博麗神社の工事に伴い。鬼娘と打ち合わせ。 本人はちょっとした悪戯と思っており、割と和気藹々と進む。 彼女にはきちんとネタばらしをしている。 そもそも嘘がある場合彼女の協力を仰ぐ事なんてできないからだ。 博麗神社の霊的防御が解かれれば地震でも神…

幻想資料集ひさびさに更新

□月 ●日  No724 中有の道でよくあること

せっかくの休みなのに会社から電話。 中有の道で動員がかかったようである。 中有の道は死者が最初に通る道。 この頃の死者は生前の記憶も強く持っていて まさに死にたてほやほや感が強い。 現地では当社の職員だけじゃなくて霊能局のメンツもいる。 霊能局…