やってまいりましたお盆シーズン。今年も岡崎がグロッキーになったり
河城河童が発狂したりとものすごい状態でスタート。
ふたりを寝かせつつ、私の戦いが始まるわけで。
何故か駅構内が空いている。もちろん空いているといっても普段に比べれば混んでいるのだが
押すな触るなのラッシュアワーってほどではない。
ボスから何故か連絡。 比那名居の娘が気質を集めると称して勝手に霊魂を集めているらしい。
あとで死神達が大変だと思っていたら、あの小町嬢も異変解決に乗り出しているのだそうで
人ごとながら大変だと思う次第。
博麗神社も無事?倒壊したようで、巫女が異変解決に乗り出しているのだそうだ。
結局午後になったらいつも通りのラッシュアワーである。
輸送途中に現地の明羅女史に聞いたら、比那名居の娘が神社を建て直したそうだが様子がおかしいらしい。
どうやら神社を復元したのではなくて、手を加えたようである。
こんなことをしたら神社の機能にいろいろ影響が出る。
神社では複数のカミを祀ることができるが、やはりカミ様同士気が合えば合わない場合もある。
このとき、普通なら喧嘩するところだがお互いの総体を変化させて仲良くしてしまうという。
この変化が曲者だ。 本来の神社が持つ霊力や効能が薄れる可能性があるからだ。
どうにかならないかと聞いたら「既に手は打ってある」と言われた。
明羅女史が言うから間違いないだろう。おおかた大物にチクるのだろう。
何度かやっていると亡霊達の裁き方も馴れてくる。
時たま改札口で困った幽霊が怒鳴っているところも実は顕界とあまりかわらない。
今年は某イベント関係者を講師で招いて打ち合わせをしたから
そこそこ上手くいっていると思う。
会社に戻ったら北白河が難しい顔をしていた。
同じ請求書が二枚発行されていてどちらを採用していいのか分からないということだった。
ボスが横から割ってはいってきて、両方採用してくれと言った。
そこには博麗神社改修費用と書かれていた。
二重計上で問題はないのだろうか。