2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No2062 ヴァルプルギスの夜

皆様 ヴァルプルギスの夜ですよ。幻想郷の境界が色々なパターンで振動が生じて 事故発生率が跳ね上がる夜であります。 八雲商事の列車もこの日はダイヤが半分になります。 結界振動を見ての移動になるわけです。 ヴァルプルギスの夜というのは要するに幻想郷…

□月 ●日  No2061 モニターテスト

博麗大結界の一部品を成す 八雲商事。 普段は幻想郷に必要な物資の輸入。 知識と処理不可能な物資の排出などを行うポンプのような役割を持つ。 さて、そんな八雲商事でありますが、新商品のレビューというのをやらされることが ありまして、別の商社が売り込…

□月 ●日  No2060 地底妖怪との接し方

地底妖怪の相手はなかなかどうして難しい。幻想郷の住民が関わり合いたくなくても こっちはしっかり関わり合うし、それを可能にしているから地底妖怪も幻想郷で活動可能だ。 実際問題として、地底の妖怪は危険極まりないし、色々問題も多い。 だが、大体の場…

□月 ●日  No2059 大所帯

命蓮寺に入門しようとする妖怪達が激増していると一輪嬢から連絡を貰う。 彼女の立場も色々大変だとは思うが、大師様が彼女を疑っているのではないかと いう報告もあるので注意して欲しいところだ。 実際、大師様が復活したときも彼女にねぎらいの言葉が無か…

□月 ●日  No2058 紛争地域

人と妖怪が住まう場所。幻想郷で、人間の体にスペルカードを貼り付ける事案が発生。 幻想郷の人間の数は正しくコントロールされていると謂われ、こうした事件を 起こすのは恐らく顕界から最近やってきた存在であると推察される。 なぜそうなるのか。 それは…

□月 ●日  No2057 親しき仲にも

絶対忘れてはいけないことだが、我々は妖怪を相手に商売している。 この基本的な部分を忘れると後々酷い目に遭うだろう。 どんな妖怪でも人間に襲いかかる要素は常に持ち合わせている。 可愛い動物が人間に噛みつく場合とそれは大きな差が無いかも知れない。…

□月 ●日  No2056 自爆行為

どうも放蕩妖怪が冴月に喧嘩を売ったらしい。 元々好戦的な妖怪同士なのだが、冴月が放蕩妖怪がほしがる力の メインコアだと知ったら何と答えるのか。それはどうでも良いことかもしれない。 結論から言えば力押しを繰り返す妖怪に冴月が負けるわけがない。 …

□月 ●日  No2055 メンテナンス場所

幻想郷に覗きのスポットがあるという。そこでは娘が夜な夜な水浴びをしているのだそうで 現地の男から言われたことだが、もし妖怪だったらどうするのだろうという疑問を抱きつつも、 興味半分に行ったのだが遙か斜め上の光景が見られたのでとりあえず認めて…

□月 ●日  No2054 クレジット Free Playの呪い

幻想郷におりますと、死生観が軽くぶっ飛びます。ここでは割りと死後の世界も垣間見ることができるので 死に対する恐怖感もへったくれもないんですね。 本来、死というのは自分の知識とか、記憶とかが色々失われた所謂睡眠状態と同じ状態と 言うべきなのでし…

□月 ●日  No2053 彼女は言った 自然由来が体に良いなんて嘘だと。

幻想の世界で一番厄介なものというのが食糧の問題でございまして 隔離地域というのはいつだって食料が不足しがちになります。 魔法使いが魔法使いたらしめているのは結局食糧不足の解消に他なりません。 幻想郷で一番大変な食糧の問題をどうやって解決するか…

□月 ●日  No2052 晩餐会

この話は伝え聞いた話であるから話半分で聞いて欲しい。 八雲商事がもうちょっとおおらかだった頃、社員で慰安旅行に行くことになった。 妖怪の社員達が飛行機に一度乗ってみたいということになって、たった一時間程度だがフライト することになったのである…

□月 ●日  No2051 体が重いので

八雲商事と言えば、幻想郷に物資を運ぶ会社であるが、たまに変な任務を仰せ使う場合がありまして それが超大型妖怪の輸送だったりする。超大型と言っても列車のコンテナに乗るくらいだから そこまで大きくないのではと言いたいところなのだが色々と面倒だっ…

□月 ●日  No2050 生き物をロマンで語って欲しくない。

株式会社八雲商事 幻想郷に物資を運ぶというこの会社はここだけで成り立ってはいない。 取引先の協力があってはじめて成り立つ商売でもある。 しかし、そんな八雲商事であっても絶対に与しない連中がいる。 動物愛護団体だ。 幻想郷には野生のトキがいる。動…

□月 ●日  No2049 SAN値はどこへいった

八雲商事にいるお陰かどうかは知りませんが最近、異形がやってきても冷静に対処できる 自分がおりまして、それはそれでよろしくないとお叱りを受けました。やはり危険を危険と認識するって ことは重要なことなのですけどね。 むしろ異形の姿をしているよりも…

□月 ●日  No2048 茨木のスペルカード

朝倉が久々に悩んだ表情を見せているので、話を聞いてみる。 なんでも、仙人様(現在判断保留中)用スペルカードシステムを作っているのだというのだが 本人の特性を隠して仙人らしいスペックをという謎の要望に色々苦労しているようだ。 そもそも、本人の特…

□月 ●日  No2047 河童の秘薬

河童の手癖の悪さは結構知られているものではあるのだが、 月面から持ってきた強力な皮膚組織回復を目的とした軟膏が無くなったときは色々と 大騒ぎになった。 この薬、巷では「蝦蟇の油」とも言われている。刀の切り傷も一発で治ると言うが 傷の治療だけで…

□月 ●日  No2046 幻想世界のパラドックス

文明から隔絶した世界に住みたい。綺麗な世界に住みたいという欲求は必ずあるだろう。 汚いエネルギー源から解放されるためなら文明レベルを落としても良いという馬鹿もいる。 そのくせこの手のタイプの人種は自分が不便な生活をするのは耐えられないという…

□月 ●日  No2045 幹事

仙人様(評価保留中)が困った顔をしているので声を掛けたら なんでも花見酒の幹事にさせられたという。 ここで言うところの幹事とは要するにスポンサーの意味であり 要はお前の金で酒を呑ませろと同義である。 故に人は勝手に集まる。 当然だ。無料の酒なの…

□月 ●日  No2044 インカミング

休日なのに緊急招集 休みは明日で良いからと言われて出社 会社に出たらなにやら騒がしい。何事かと言われたらすぐに出動しろということで 合点がいかないまま列車に飛び乗る。 朝食を食べてないのでパンを口に放り込みながら 辺りを見回すと、米帝からモーガ…

□月 ●日  No2043 幻想産廃処理

幻想郷に物資を運ぶ問題よりも大きな問題がある。 それは産廃の問題である。 一応、隙間妖怪の隙間に物を投棄する事が多いのだが 最近、それにマニフェストを求める動きがあるらしい。 コンプライアンスの遵守のためらしい。 考えてみると隙間に物を突っ込ん…

□月 ●日  No2042 AKよ永遠に

冴月のもっている銃が主に露西亜のAKシリーズであることは承知の通り。 命中率は最悪だが、主に弾幕が散った方が都合が良い幻想郷ではあまり問題ではなく さらに修理やメンテナンスが極めてやりやすい。 幻想郷で精度の高い武器を用いることは完全な補給シ…

□月 ●日  No2041 幻想新商法

ここ最近、ネットワーク上に仮想のお墓を作るサービスがあるという話だが 幻想の世界でも仮想化というのが一種のキーワードになっておりなかなか侮れない。 見えるものが仮想の世界になることは一見すると、現実的な世界でありながら 色々な物が幻想の世界へ…

□月 ●日  No2040 地上げ屋幽霊

皆さん疑問に思いませんか?心霊写真とかで地縛霊とか出てくるじゃないですか。 だけど、死人って毎回増えますよね。彼らはどうやって新しい人材と入れ替わるのでしょう。 そう簡単に入れ替わる訳じゃないですよね。 そうなんです、今回はその話です。 彼ら…

□月 ●日  No2039 ああ素薔薇死かな事故物件

八雲商事社員の中で大人気なのが事故物件に住むことです。 岡崎とか北白河はその典型的な例だったりします。 事故物件とはどんなものかと申しますと、とどのつまりは中で自殺やら 変死などがあって特殊清掃とかが入った物件という奴です。 八雲商事社員とな…

□月 ●日  No2038 不思議の国の

幻想の世界でやってくるのは毎度ものばかりとは限らない。 このケースでは色々と問題も多いのだが、その事例を挙げてみる。 それが人間だったりする。しかも子供でありこれがまた何故幻想郷に やってきているのか疑問なのではあるのだが確かにここにいる。 …

□月 ●日  No2037 幻想郷IX

幻想郷にてネットは絶対必須環境となっている。 特に八雲商事においては情報の伝達はとても重要なことであり、かつては天狗達の情報網などや 電信などを用いたりもしていた。 幻想郷の通信環境は想像以上に近代化されている。正確には近代化しないとやってい…

□月 ●日  No2036 里香女史の戦車 概論

八雲商事に在住する戦車娘 里香女史。 彼女の持つ戦車を維持するためには 当然それなりの支援組織がないといけないのはご承知の通り。 彼女の使う戦車はどちらかというと重戦車というよりは装甲車の類と同じ代物と 考えて貰えればいいだろう。 幻想郷では戦…

□月 ●日  No2035 ある男は言った ご褒美と

妖怪にとって強風は大敵である。まっすぐ飛ぶことはできなくなるし、障害物に当たると大けがを する場合もある。これは風で飛ばされたものというより、煽られた先が岩だったり、枝葉だったり する場合である。 空を飛ぶと位置エネルギーの保持が困難なため、…

□月 ●日  No2034 新入社員がやってきたわけだが

今年も新入社員がやってくる季節がやってきた。 といっても入社したての社員が行き成り配備されてくることはない。 これからしばらくの間研修を受け、幻想郷に関するありとあらゆる知識をたたき込まれる。 ここで話と違うとか、ブラックだと言っても無駄すべ…

□月 ●日  No2033 邂逅

奇跡を呼ぶというまだ幼い巫女が、虚空に向かって会話をしている写真がある。 彼女の名前は「東風谷早苗」 顕界では気象に関する奇跡を度々起こし 国の農政に大きく貢献してきた。 しかし、彼女は幼すぎた。少なくても海千山千の大人の世界に放り込むには あ…