□月 ●日  No2060 地底妖怪との接し方


地底妖怪の相手はなかなかどうして難しい。幻想郷の住民が関わり合いたくなくても
こっちはしっかり関わり合うし、それを可能にしているから地底妖怪も幻想郷で活動可能だ。
実際問題として、地底の妖怪は危険極まりないし、色々問題も多い。
だが、大体の場合自分を維持するために必要なことであって、本人は能力を行使したところで
後悔しているケースも多い。


この辺を理解できれば彼らと接することは不可能ではない。
相手を気遣っていることがわかれば意外と地底妖怪でも心を開くものだ。
たぶん 一応。


問題は命蓮寺でさえでも地底妖怪は手に余っているということだ。
これは当然のことだ。命蓮寺とは小型の幻想郷モデルである。さまざまな妖怪を受け入れていれば
軋轢が発生するのは見えている。それこそが命蓮寺の限界である。幻想郷ほど誰でも受け入れるように
出来ていないのだ。 命蓮寺はある程度の一枚岩を目指しているが、鵺たちの行動を見る限り
それは違うと言わざるを得ない。


地底妖怪の接し方は様々なだが、博麗の巫女達のようにマイウェイで接するのが一番ポピュラーだろう。
ある程度腕っ節を必要とするが一番リスクが少ないモデルだ。


また、地霊殿の主人と接する場合は情報端末片手で対応することになる。
こちらはスピーカーの代わりであり、実際には通信機器の先の人間と接触する方法である。
ヴィヴィットを利用すれば問題ないともいう。


地底の妖怪は何だかんだ言って地下から地上に上がるようになっているというが
本当は結構上に上がっているけど発覚していなかっただけに過ぎない。
今後は、注意して接するべきだろう。


ところで、地霊殿の主人が阿礼乙女の取材を受けたと聞いたが、久々にドス黒いものを
見たと言っておびえていたので報告しておきます。
まあ、そうでなければ縁起なんて書こうなんて思いませんけどね。