2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

□月 ●日  No1972 断固反対 断固拒否

古明地さとりといいますと心を読める妖怪というわけだが。 読めるってだけで、それほど害があるわけでもない。比較的表裏なく接している分には あまり問題はない。 彼女の行動原理は比較的単純だ。まず自分が心を読めると宣言する。 それでも引かないまたは…

□月 ●日  No1971 気分は文々

株式会社八雲商事 毎度平和に見えるこの会社だがもちろん異変も起こる。 いや、朝倉とかあの辺は別として、もうちょっと違う話。 特に、笑い事ではないのがサプライチェーンが飛んだときだ。 幻想郷に物資を運ぶ際にサプライチェーンが飛ぶと本当に洒落にな…

□月 ●日  No1970 戸籍ロンダリング

マミゾウから聞いた真っ黒い話。 人間が幻想入りした場合、一つ問題がある。 それは宙に浮いた戸籍である。 戸籍があると、各種社会保障や、免許の取得などが可能になる。 あればとても助かるがそう簡単に手に入る代物ではない。 そこで、幻想入りブローカー…

□月 ●日  No1969 失敗もします

朝倉は色々な妖怪の能力を複写するためにその姿を模するのだが、 いくつかの問題も発生する場合がある。 その中で困るのが妖怪の知性の一部を借り受ける場合である。 どう考えてもバグなのだが、そのバグのせいでこのコスプレ魔術が信じられないほど 痛々し…

□月 ●日  No1968 霊体リアルタイムエンコーダー

八雲商事の連中は心霊スポットへ簡単に出入りすることが可能である。 それを可能にするのが、所謂幽霊の発言内容を読むことができる 専用エンコーダーなるものがある。 こいつがあれば幽霊から呪いを受けても、どういう内容か解析ができる。 解析できる呪い…

□月 ●日  No1967 若さ若さってなんだ

皆様、ミリア女史のことを覚えているだろうか。 米帝にあるヴィヴィットの開発元 カクタスカンパニーに在籍しており 普段は教官業務を勤める一方で戦闘機にも乗るのだが、最近は 年齢のことを気にしだしている。 そんな彼女が幻想郷の門を叩いた。最近腰と尻…

□月 ●日  No1966 二度目の祭り

旧正月である。幻想郷で基本的に盛り上がるのはこちらで 本来の正月は既に過ぎたわけだが。 これは結局のところ、幻想郷が農作業中心で暦を決めているからに他ならない。 旧正月の元である太陰暦(実際の太陰暦とは誤差がある)は農作業を行う 暦としてはと…

□月 ●日  No1965 バッテリーは備えあれば憂いなし。

電気の確保。これが幻想郷ではとても大切な要素である。 バッテリーが切れると様々な支援システムも働かない。 幻想郷に迷い込んだ奴ならともかく、我々はきちんとした組織である。 それなり以上の装備は調えていく。 私の場合は大量のバッテリーパックを持…

□月 ●日  No1964 東方ジャッカス2

メトセラ娘と永遠亭の姫様がノーレッジ女史に月面ロケットのレプリカを貸してくれと 頼んだらしい。月面ロケットは地味ながら改良されており、現在ではまともな着陸が 可能になったほかに、なんといっても博麗の巫女の力を借りなくても動かすことが できるよ…

□月 ●日  No1963 面倒です

嘘のような本当の話。 顕界において人間が空を飛ぶというのは色々と問題が多い。 航空管制的な問題とかもあるし、昔は空を飛ぶ人間を拉致してどのように空を飛ぶか 調べるなんて事もあったらしい。たしかにスパイ行為などをすることを考えると 空を飛べた方…

□月 ●日  No1962 幻想科学事情

幻想郷の科学を考えたとき、最大の問題がある。 朝倉が、幻想郷に限界を感じた一因でもあるのだが、基本的に幻想郷で科学というと どうしても実験科学が主流になってしまう問題である。 今日の幻想郷でも科学と言われれば実験科学である。 しかし実験化学に…

□月 ●日  No1961 ターニングポイント

八雲商事メンツで慰安旅行の企画はしばしば出るが、だいたい流れる。 都会の喧噪を離れて田舎へ行ったとしてもだいたいそれは幻想郷と変わらないとなり 結局没になるのである。 たまに男性陣がどうにかして慰安旅行に行こうと画策する。 ここでポイントとな…

□月 ●日  No1961 地上ツアーへようこそ

月面住人 というともうアホなくらいに慎ましい生活をしている。 精神的豊かさと言っているものの、衣食足りて礼節を知るの如く 結局物質面で充分満たされなければ礼節もあったものではないのだ。 結局月面というのはお世辞にも豊かな世界ではない。 物質面で…

□月 ●日  No1960 やつらはプロだ

よくフィクションの世界でヒロインの命と引き替えにだとか、 世界を守るとかまあそういうネタがあるわけだか。 幻想郷の3馬鹿にその手の話をしたら、はっきり言ってそれはアホだと一蹴された。 3馬鹿は何だかんだ言って為政者である。 世界を守ることがこ…

□月 ●日  No1959 本当に言いたいことは最後の2行

幻想郷住民になりたい人へ。この時期はとても寒いです。 当たり前ですが、基本的に自称現人神の家が暖かいと感じるくらい寒いです。 朝は寒さで起きることができます。もっとも寝るときは少し早めに寝ることに なります。 魔術で防寒はできるのでしょうか。…

□月 ●日  No1958 大丈夫って人もいるかもしれない

幻想郷の飯はやばい。 顕界と比較すれば確実にまずいのはわかるのだがそれでも相当にやばい。 それもそのはず、食材は制限されているし、調味料だってそんなに 色々あるものではない。 まずダシがとりにくい。 海がないとそこがきつい。醤油が入っただけの汁…

□月 ●日  No1957 帰還者

幻想郷にいながら幻想郷にとどまれない人間がいる。 これは幻想郷という土地に疑問を抱いてしまうという人種のことだ。 こうした人種は下手をすれば幻想の世界を破壊しかねないのでさっさと顕界によこしてしまう。 所謂幻想入りの逆の現象である。 問題とな…

□月 ●日  No1956 落下物はおれのもの

幻想郷のゴミ処理を考える。 幻想郷において生ゴミは資源であり、基本的に農家の方が回収しに来る。 基本的に燃やすわけではなく。地面に埋めるというのが基本である。 こと幻想郷のように自然のサイクルが一部切断されている場合このような 循環を行うこと…

□月 ●日  No1955 13日の金曜日

13日の金曜日ということで妖怪達が俄に活気だっている。 特に意味があるわけではないのだが、適当な謂われさえあれば祭りになるのは人間も妖怪も さほど変わるものでもないと言われてとりあえず納得する。 まさに安上がりだ。 命蓮寺の連中には13日の金…

□月 ●日  No1954 上級者は水筒持参

列車がメンテだとか色々な理由で、なんと幻想郷行きに乗るものがない事態になった。 原因となった朝倉に文句を言ったら別ルートで行けることになり、利用することに。 霊能局の職員が使っているというそれはなんとバスだった。 しかも古びた市営バスのような…

□月 ●日  No1953 風邪が流行っています

幻想郷内部で風邪が大流行しているということで、警報が鳴っている。 幻想郷で風邪を引いたり顕界で風邪を引くと、間を行き来できないので不便で仕方ない。 このように病気になったら幻想郷との行き来が規制されるのは 妖怪が人間と動物の病気両方罹る場合が…

□月 ●日  No1952 明羅女史困る

周囲には完璧女。男相手にはとても残念になる明羅女史の話。 彼女とて苦手な存在はいるようで今日はその話。明羅女史 合コンなどであまり気乗りがしない場合は 女性と言うより男性っぽい格好をすることで知られている。 それが女性のファンを生んでいるのも…

□月 ●日  No1951 順調に汚染されています

メリーとレンコからプレゼントを貰ったという社員が居て 騒ぎになったが、なんでもプレゼントを貰ったおかえしとのこと。 それでも素晴らしいということで、開封 そのまま時間停止 皆が慰めるというものすごい場面を目撃したわけですね。 閑話休題 幻想郷に…

□月 ●日  No1950 疑惑

命蓮寺の連中と新年の挨拶兼七草粥をたかりにいった。 相変わらず礼儀正しく、妖怪の中では圧倒的無害な存在である。 妖怪とて自分の存在意義を破壊されなければ宗教すら受け入れる ことの証左であるともいえる。 朝倉に言わせれば皆大師様を誤解していると…

□月 ●日  No1949 最新技術投入

幻想郷で問題となるのはなんといっても生活雑排水の問題でありまして 江戸の世みたいに川に流せば良いのかと言うとそうもいかず、巷にあふれる妖怪や妖精と 交渉しながら経済活動を行う工夫はいつも必要だったりするわけでして。 排泄物の問題は毎回幻想郷に…

□月 ●日  No1948 この手の本って装丁はしっかりしていますよね

当たり前の話ですが、八雲商事社員に宗教勧誘してはいけません。 自殺行為ですし自爆行為です。 というわけで、今回は大師様を信じるとかいう新興宗教の方と話してみたって話。 弟ではなく姉貴にクローズアップしてしかも、ある程度事情を知ってそうなので …

□月 ●日  No1947 代弁

幻想郷では常識に囚われてはいけないという言葉が有る。 私に言わせれば一方では合っているが一方では間違っている言葉であると思っている。 幻想郷というのは単に隔離された地域ならではの常識がある。 その価値観が顕界とかけ離れているまたは、少々ずれて…

□月 ●日  No1946 出会い系

幻想郷において極めて困難なのは自由恋愛である。 特に幻想郷においては世帯数が限られたり、集落規模の問題から家を守る考えがとても強い。 結婚というと概ねが見合い結婚中心である。 が、勿論例外もある。 妖怪達とか外の世界からやってきた者だ。 妖怪達…

□月 ●日  No1945 福袋

仕事始めに朝倉から次世代スペルカードSDKなるものを渡される。 SDKとはソフトウェアデベロッパーズキットの略で、スペルカードに様々な機能を実装するための ソフトとサンプルプログラムをセットした代物である。 これを元に他の開発者がさまざまなス…

□月 ●日  No1944 世の中は移り変わっている しかし変わらないものもあるのだ。

幻想郷に行けば人が温かいと思っている人がいるようだが、これは嘘だと思っている、 人間が関わっている以上は様々な感情が渦巻きあまり状況は変わっていないようにも見える。 顕界では情報のやりとりが多いから集団ヒステリックになりにくいと思われがちだ…