□月 ●日  No1965 バッテリーは備えあれば憂いなし。


電気の確保。これが幻想郷ではとても大切な要素である。
バッテリーが切れると様々な支援システムも働かない。
幻想郷に迷い込んだ奴ならともかく、我々はきちんとした組織である。
それなり以上の装備は調えていく。


私の場合は大量のバッテリーパックを持ち込んでいるが
各さまざまなバッテリー充電システムを持ち込むことは
認められている。 そうしないととてもじゃないが生き残れない。


冴月たちのような空飛ぶ妖怪では、航空機と同じように
いざとなったときはプロペラタイプの発電機がせり出して
エネルギーを確保する仕組みとなっている。


太陽光発電用パネルを持つのが北白河やメリーだ。
ここまでは一般的なやりかたであるのだが、
強者が居た。 浅間である。


浅間はお酒を常に所持している。当然バッテリーなんて持ちたくない。
しかもお酒は幻想郷でも割合簡単に手に入る。
そこで彼女はなんと燃料電池をもってきているのである。
アルコールを入れると発電する代物で、お酒が入れば発電するから
容量もとても大きい。


完全に予算無視の代物だがもちろん彼女の私物だ。
こういうところにはしっかりお金を使うのが浅間である。
ちなみに燃料電池ユニットを会社の規定に従って3個持つことになっている。
これは会社の決まりなのでそれは仕方ないところだ。


余談だが月面から服を着るだけで発電する衣服発電があるそうだが
どうも幻想郷では冬限定の代物らしい。南無。