□月 ●日  No1953 風邪が流行っています


幻想郷内部で風邪が大流行しているということで、警報が鳴っている。
幻想郷で風邪を引いたり顕界で風邪を引くと、間を行き来できないので不便で仕方ない。


このように病気になったら幻想郷との行き来が規制されるのは
妖怪が人間と動物の病気両方罹る場合が散見されるからと言われる。
また接触の度合いも大きくなるので感染率が爆発的に上がる。
たとえば、鳥インフルエンザの場合、鳥だけが罹る筈の病気が幻想郷で妖怪達を
通ることで人間に感染する場合がある。


薬屋に言わせるとそんなことはごく希でそこまで心配することは無いと言うのだが
全く事例が無いわけでもないらしく、幻想郷が変な形で疑われることを防ぐための
過剰な規制と言った方が良いみたいだ。


ここで一つの問題となるのが幻想郷で病気になった場合、かかりつけの医者に行けないという
問題である。 たとえば持病を抱えている社員の場合、かかりつけの医者に行けないと
色々な問題が放置されてしまうことがある。薬屋に行けば先進医療を受けられて
持病丸ごと治るケースもあるのだが、それはそれ。
先日、社員の一人が糖尿病に罹り、薬屋に行ったところ秒殺で治療されてしまい
将来の投薬で色々揉めたケースもある。


では薬屋で風邪が治るのかというとこれまた単純な問題ではない。
なぜなら風邪というのは、色々な原因があって症状からまとめて風邪と呼んでいるに
過ぎないからである。そのため今回の風邪は何の病原体が原因かを突き止めないとならず
だいたいの場合手遅れになってしまうことが多いのだ。


余談であるが、薬屋がちょくちょく寝込むのは顕界からの病気を喰らってしまうリスクが多いという
理由もあるらしい。だから彼女が倒れたら一応は大事にしてあげたいところだ。
なお看病については希望者多数により今では希望者受付は休止されていることは
述べておくことにする。