□月 ●日  No1958 大丈夫って人もいるかもしれない


幻想郷の飯はやばい。
顕界と比較すれば確実にまずいのはわかるのだがそれでも相当にやばい。
それもそのはず、食材は制限されているし、調味料だってそんなに
色々あるものではない。 まずダシがとりにくい。
海がないとそこがきつい。醤油が入っただけの汁とかそんな感じ。
化学調味料とかは常時持っていないと本気で持たない。
自称現人神の家は未だ化学調味料が離せない。


あそこで弁当を注文してみる。
1.5合から2合はありそうな白米の上に焼魚が乗っているだけという飯が
普通に出てくる。なお魚に味がついているわけではない。
現地の人は美味そうに食べるが、まずこちらではついて行けない。
なお内臓も食べないと駄目である。栄養のバランスが崩壊するからだ。


芋の煮っ転がし弁当。芋の煮っ転がしがご飯の上に乗る。
以上 それだけ。 肉は気持ち入っている。
自称現人神が食えなくなって軽い栄養失調になったのは有名な話だが
実のところあの二人のカミも似たような症状に陥っていた。
今ではあの二人についてはほぼ問題はなくなったのだが。


紅魔館の飯はどうだろう。比較的マシである。
比較的と書いたのはあっちの味の感覚は欧米と同一だと言うことだ。
たまにあり得ないほど甘いものが出る。
メイド長が悪いというわけでもなく、郷土料理の関係でそうなるらしいが
米帝のケーキを食べたときのあの感触を思い出して貰えばどれだけ凄いか
分かって貰えるかも知れない。 本当に凄いです。
砂糖を噛んでいるみたいです。 幻想郷で砂糖は貴重品なので贅沢料理です。
喰わないとマジでやばいです。


そんなわけで、幻想郷に行くときは粗食覚悟で行きましょう。
ちなみに全部にマヨネーズをかけて突破するという勇者社員もおりましたが
あれをみて、この手があったかと思ったのはここだけの話です。