□月 ●日  No1960 やつらはプロだ


よくフィクションの世界でヒロインの命と引き替えにだとか、
世界を守るとかまあそういうネタがあるわけだか。
幻想郷の3馬鹿にその手の話をしたら、はっきり言ってそれはアホだと一蹴された。


3馬鹿は何だかんだ言って為政者である。
世界を守ることがこんな人間一人の命でどうにかできるとは思っても居ないし
命を奪われて、それで人が幸せになるという「保証」があるなら
命を投げ捨てた方がマシともいう。


何だかんだ言って、世の中を動かすのは生者である。
それが不死生物となってどうこうしようと、そこに存在していれば
何らかの形で世の中に影響を与えることは可能だ。
彼女たちが復活を図ろうと考えたのもその辺にある。


面白いのは自分たちが失脚することもきちんと念頭に置いていることだ。
その意味で不死を得ることは覚悟が必要であるとも言っている。
一度失脚すれば、何十年単位で幽閉されるなどの生活も待っている可能性もある。
しかし、大志を抱いて我慢すれば問題ないとも述べている。


こと重要なことは壊した後、守った後にどうするのかということ。
本当に重要なことはむしろ革命を起こすことよりも起こした後のフォローをどうするのか
ということであり、その辺の思想をきちんと持っているところが彼女たちの為政者たる
謂われなのかも知れないと思う次第である。


それにしても政治の基本が飛鳥時代にはすでに完成しているという事実に驚いた。