□月 ●日  No2886 う○い棒で買収可能


 幻想郷にとって色々厄介なのは、地域的バッファがないことである。
 地域的バッファとは、たとえば国土が広いと食料が余る場所と足りない場所が
 生まれても平均化ができるがそれがないと、どちらかに傾いてしまう。
 前者は酷いデフレとなり、後者は人が飢える。


 顕界であっても島国でさえこの問題は解決しがたく
 物価統制で一生が終わった為政者は数知れずである。
 結局、どうにもこうにもならない部分は貿易でカバーしないといけない。


 で、今回の問題だが今年の気象状態があまりに荒ぶっているので
 食料価格が高騰しそうな予感である。
 問題は我々の側も食糧価格が上る見込みだということだ。
 こうなると泣きっ面に蜂である。


 だがな、相変わらず金遣いが荒い連中はいつも同じなのだ。
 霊能局に話を聞くとだいたい予算が余って、余剰分は
 無理やり何かを詰めているというのが納得いかない。


 こっちは金食い虫ばかり掴まされている気がする。
 で、金食い虫といえば自称現人神と思われるかもしれませんが
 もっとすごいのは三馬鹿です。


 でも最近、三馬鹿に顕界の食い物を食わせれば満足することが判明しており
 今後エンゲル係数を劇的に減らせるのではと期待されております。
 いや、早くやれ。