巨大ロボがブームである。
というわけでもないのだが、うちの会社には頭が痛くなるような巨大ロボが幾つか
ストックしてあるらしい。
そもそも妖怪が人間のサイズを守っているとは限らない。
マイクロサイズの妖怪もいるし、超巨大妖怪もいる。
超巨大妖怪は弾幕戦に持ち込めばコリジョンが広いため十分有利に戦えるのだが
それでも力業でもっていかれるととても困る。
巨大妖怪として有名なのは鬼娘と雲山先生だろう。 フュージョン次第では灼熱妖怪や
例の神社のおねえさんも巨大化可能だと言われている。
そこでというわけではないが、巨大ロボの出番である。
サッカーで登場したコレジャナイロボ
そしてコレジャナイロボと武装列車やら月からやってきたライオンとか米帝のステルス戦闘機
やら、香霖堂にうち捨てられたドリルが合体して出来た幻想王コレジャナイカイザー。
里香女史が使う、丸いボールにトゲトゲと砲台がついたどこかで見たことのあるような
防衛システムや、エーリッヒ博士が操縦する人型決戦兵器「エンディミオン」とか
結構色々あるらしい。 もちろんあまりお世話になりたくない。
これらロボットは幻想入りしたスーパーロボットの造形を再現しているため
サイケな色遣いで見る者の目を痛くする。
変なところに施されたメッキがよりチープ感を生んでおり、見たらこれはないと言うこと
しきりである。
朝倉は幻想郷にも巨大妖怪が出現するかも知れないと息巻いているが
もっとミリタリー色の強い奴はないのかと尋ねたら、
「それは幻想入りしていないので駄目」と言われた。
どうやら、色遣いに一定のルールがあるらしい。
魂魄が、巨大ロボは相手に視認して貰わないといけないのできつい色にしないといけないと
言っていた。成る程と思った。
しかし
青と赤とか黄色とか原色バリバリのロボットたちにしばし頭を抱えるしかなかった。