□月 ●日  No1061 食中毒になりました

しくじった。
食べられると思って食べたおはぎで食中毒になってしまった。
昨日の作業で体力が減っていたせいもあるかも知れない。
昨日から酷い下痢に見舞われ悲惨だった。
たまたま現地法人にいたお陰で、洋式トイレを使えたのが不幸中の幸いだった。
幻想郷の河屋だったら絶対悲惨だった。


お陰で顕界に帰れず、幻想郷で釘づけになってしまった。


幻想郷の食べものには賞味期限もないし、保存料も満足に使われていない。
この時期食べ物には注意しないといけないのだが、認識が甘かった。


すこし落ち着いて遅い時間に寝ていたのだが
気がついたらなぜか地下の詰め所に搬送されていた。


てっきり薬屋のところで治療すると思っていたが、
どうやら結構危なかったらしい、やってきたのは蜘蛛妖怪で
体に入っているウイルス類に働きかけて症状の進行を止めてから
薬屋の薬で炎症を治療するという二段構えをとっていたことが分かった。
現代医学よりも優れた治療を受けられるとは思わなかった。


あとで聞いたら月の都で何かに感染した可能性があったからとのこと。
月の都には微生物の類はいないと聞かされていたが、考えてみれば
微生物が居なければ食べ物だって満足に消化できないし、植物も育たない訳で
地下に隔離したのも結局は被害を抑えるための措置ってことなのだろうなと
納得した。 


結局はただの食中毒だったわけだが、自己管理はきちんとやろうと心に決めた次第。
まあ、月の都で出された桃を無警戒で食べた自分の自業自得である。


南無南無。


そういえば、月の都の食べ物を食べたという博麗の巫女は無事なのだが
どういうことなんだ。