人は見かけによらないって話。
偶然であるが自称現人神の成績表を発見する。
興味本位で中を見たら、思いの外成績が良くて驚いた。
何と言っても数学の成績が良い。
その辺の話を例の神社にいるおねえさんに話すると
この神社に奉納されている絵馬を見せてくれた。
そこには、方程式の解き方が記されていた。
かつては数学における幾何学問題が解決すると
解決したことに感謝する絵馬を神社に奉納していたらしい。
幼少の頃からそんな絵馬を見せられた自称現人神が興味を持つのは当然の
成り行きであったと言える。
数学の知識は弾幕ごっこで大きく生かされている。
彼女の持つスペルカードがとても個性的なのは
スペルカード設計をほぼ自分でこなすことができたからだ。
お陰で技術陣は苦労する羽目になったほどだ。
余談であるが、絵馬に書かれている解法は所謂「和算」として
現代に残っている。 面白いのは70次方程式のような高度な
計算がなされている一方でグラフの概念が存在しないことだ。
まるで敢えて避けているようにも見える。
一説ではグラフの概念は弾幕戦でとても重要なことであり
弾道計算をされては折角の弾幕ごっこが台無しになるからだと
言われている。
結局、成績表を見てしまった件については自称現人神に発覚して
軽く怒らせてしまったことをここに記しておく。
個人的には幻想郷に行かず大学に行った方が良かったのではと
思う次第である。