□月 ●日  No1357 小兎姫の日記


朝、天気が安定しないせいがお陰でとても過ごしやすい日。
暑くもなく寒くもなく。湿気も丁度良い具合で思わず寝過ごし掛ける。
理香子からモーニングコールが無ければ危なかった。
今日彼女は休みらしく珍しく朝帰りしたとの事。


野菜の値段が安定してきたので朝から豪勢にサラダとトーストでまとめる。
最近もやしとカイワレが食卓の友だったから緑色の食べ物は久しぶり。
理香子に野菜が少ないと漏らしたら、地霊殿からもらったというもやしを
大量に送ってきた。日持ちしないから処理に困った。
比良乃がまたもやしですか?とうんざりしていたっけ。


今日の仕事は、幻想郷最悪と言われる魔族姉妹との接触
魔族と言ってもその名称から想像できないくらい平和な人たち。
現実主義者で実利主義のため、理想主義の人とは衝突しやすい側面がある。
私にとっては気が合う人たちです。
その中でも一番の暴れ者ってことになってる魔族姉妹ですが、
火力こそ姉妹揃ってフランドールスカーレッド級の戦闘力を持っており
魔界神様でも扱いに困っているのだとか。


接触すると突然弾幕の洗礼を受けて緊急回避。
スペルカードを用いない為、相手の手の内をある程度予習しないと被弾しそうです。
幸い魔界神様のアシストがあったので戦術マップを参考に弾幕を回避。
こちら側の攻撃は、回避優先のためあまり命中したように見えませんでした。
なんとか勝利したものの支援がなかったら負けていたと思う。


一度力で制圧すると彼女たちはとても素直で扱いやすい子でした。
最初に攻撃したのはどうも博麗の巫女から不意討ちを受けたからとのこと。
それには思わず苦笑いをしてしまいました。


魔界と言っても外の世界と同じように助け合って生きていかないと駄目らしく
彼女たちに公共の奉仕活動など各種連絡をして業務終了です。
暴れん坊といっても、彼女たちは彼女たちで義務を果たさないと駄目なのだそうです。
魔界も結構俗っぽいところがあるのだなと思います。


それにしても魔界神のアシストはかなり強力なものでした。
確かに攻撃の命中精度は低かったですが一撃がとても重いようです。
数撃当てただけで相手を降参させたのには驚きました。
おかげで私の持っている拳銃は完全にオーバーホール決定です。
もうちょっと威力を落として欲しいというのが本音です。


弾幕回避で精神的に疲れたので今日は早く帰宅しました。
疲れたせいか寝てしまったせいで今この日記を書いているのは深夜です。
明日起きられるかどうか心配です。
またモーニングコールを頼まないと駄目かも知れません。