□月 ●日  No1976 大惨事


毎年ではありますが八雲商事が簡易鬼ヶ島と化しておりまして、それはそれで色々かしましい。
だいたいの場合、地下でみんなで酒盛りを始めているのが実際のところである。
これを可能にしているのはやっぱり浅間のお陰である。そうでなければ、社員片っ端から
アルコール中毒である。


今年の会場は旧地獄街である。お酒が手に入りやすいとか、安いとか いやむしろそっちが
理由だったりするのだが。


地底にある基地で鬼達と懇談会と称して時間つぶし。当初は和やかに始まった。
が。
私たちが到着したとき 修羅場になっていた。
鬼達がうちの会社の飲物片っ端に酒虫をぶちこんでいたのだ。


鬼達の酒虫も日々品種改良がなされているのだが
品種改良がすぎて耐熱性の酒虫も生まれていたらしい。
コーヒーやら色々な飲物に仕込まれていたようだ。


かくして酒盛りがはじまったわけなのだが。
酒に弱い社員が早々に倒れて大騒ぎになる。
さらに朝倉が突入。騒ぎを聞いて駆けつけたらしい。
弾幕戦まで始まりどうしようもない酷い状態に。


彼女がコスプレを使ってきちんとした戦うのは初めてみたのだが、
酷い実に酷い。メイドから始まって某仙人に変わったときはどうしようと思ったが
あまりに酷かったのか鬼達の動きが止まってよかったと思う次第である。


結局鬼達はしばらく出禁になったと伝えておく。