□月 ●日  No1609 準備万端のはず


インフルエンザから復帰して普通の業務に移行。
幻想郷では旧正月の準備が始まっている。 新暦になったのに旧正月を祝うのは
やはり適当な理由を付けて呑み会をしたいからに他ならない。
実に面倒で困る話である。 


呑み会で注意しないといけないのはお酒を大量消費する元がどれだけ参加するかと言うことだ。
幻想郷住民は酒飲みばかりだが、天狗、河童、鬼は特に注意するべきである。
しかし鬼の場合持ち込み酒が意外と多いので実は本当に脅威なのはむしろ天狗と河童だったりする。
こいつらときたら普段の給料で呑めない分も当日に呑もうと画策するのだ。
当然悪酔いも多い。


今年は薬屋に悪酔い対策の薬を半年前からチャーターすることで問題を解決することにしている。
受け取りに言ったら薬屋は風邪を引いて寝込んでいて代わりにブレザー兎が応対していたが
一応きちんとしたものは完成しているようで、これは分割納品してもらう手はずをかける。
一応念のため。


お酒の方だが、酒虫量産化により特定銘柄の酒についてのみ大量増産できることになった。
うまくやればガロンレベルでお酒を提供できる。
やつらときたら瓶は標準で大ジョッキまたはピッチャなのだ。
こいつら基準でお酒を呑めば確実につぶれること請け合いである。


たまにジンとかウォツカなどを呑ませたりもするが、鬼たちがそれくらいの酒をさらりと
呑んでいるので潰すには程遠い。
普通の妖怪を潰すのにしか使えない。


というわけで今回は酒虫が入った高さ3メートルの専用酒樽3台で今回の問題を解決する。
酒虫数匹VS幻想郷住民 果たしてどっちが勝つか。
いや負けたらたまらないのだが。
何故か勝つ気がしないのは気のせいか?