□月 ●日  No1610 災害対策


幻想郷ではそれなりの規模の災害が起こるとそれがどうしても大ダメージとなってしまう。
致命傷とは行かないまでも大災害でインフラが破壊されるなどすればその影響は計り知れない
ことになってしまうだろう。


ところが妖怪の一部にはそんなことはお構いなしの連中がいる。
妖怪は自然の一部なのだから自然破壊をしないと思っている人は確実に甘い。
第一自然は自分で自分を破壊する事なんて日常茶飯事なのだ。
それは変化の中でどうしても必要なことだと言ったらそれまでなのである。


では幻想郷は大災害にどのような備えをしているのか?
八雲商事そのものがすでに大災害を想定した構造をしている。
たとえば列車の発着所は地底奥深くに一箇所 妖怪の山地下に一箇所 をはじめとして複数箇所あり
万が一一部が破壊されても それぞれサブの発着所が存在する。


物資の保管場所はそれぞれ分散れており、十分な予算を掛けている。
とは言っても災害は偶然の産物ではないと言うのが危機管理関係を行っているスタッフの言い分だ。
彼らに言わせればいくつもの連鎖的な出来事が地面を転がる雪山のように大きくなり、結果的に
大災害を引き起こすのだという。


そのためには幾つも用意されたフェイルセーフシステムが何の為にあるのかをきちんと理解して
行動しないといけない。
私の場合幻想郷で災害にあったら幾つかの避難所に逃げろとなっている。
問題は避難所の中にプリズムリバーの邸宅とか紅魔館とか逃げ回った先が地獄のような場所が
多々あると言うことだろう。 紅魔館の主人を馬鹿にするなと言う危機管理スタッフの言い分は
わかるのだが、マフィアの本拠地が避難所ですと言われて安心してそこに逃げ込むのかというと
既に怪しい。
もっとも紅魔館は万が一の周辺住民用避難場所を設けているというので、彼女達にすれば
避難民受け入れは自分の存在を誇示できるよい機会と考えている可能性は高い。


というわけで幻想郷といえど災害はいつでも起こると思って良いだろう。
もっとも存在が災害そのもののような妖怪や人間ならごまんといるのを忘れてはいけない。