□月 ●日  No4451 状況変化

 

 幻想郷の食べ物は、独特の進歩をしております。
 幻想郷であっても農作物の品種改良の規制は行っておりません。
 というか不可能です。 品種改良していないものが残っているというのは
 ある意味幻想です。そんなことをした日には災害に弱い作物ばかりになるのです。
 
 かつては農薬の使用状態から幻想郷の食べ物は比較的美味いとされていましたが
 現代の農業技術のIT化、美味さの可視化が進んだ顕界において
 味が弱いと言われるようになっているのが実態です。
 この辺はどうしても起こる現象と言えます。

 

 品種改良ですが、月面の技術を導入してからは
 やや早まっているものの、その辺のノウハウがあまりないことが
 明らかになってきました。 月面の場合は食料はまったく別の
 方法で生産するものであり、幻想郷並びに顕界で利用する
 ものではなかったのです。 
 
 そこからわかったのは、月面人が顕界にやってくるのって
 観光目的だったり食べ歩きなんだなあと思うのですね。
 いろいろな味があるというし。