□月 ●日  No1985 このエピソードには重大なエラッタがあります


岡崎に彼氏が出来たのか。この疑念はすなわちこのバレンタインデーにおいて
彼女が定時に帰宅するという話で盛り上がった。


ついに


とかそんな馬鹿な


など数々の言葉を浴びながら岡崎と北白河が定時退社している。
なお朝倉も定時退社しているが彼女については、ただの見栄なのでここでは
特に取り上げる必要は無い。


そしてなによりこの噂の信憑性を上げているのは岡崎が珍しく真面目に化粧をしていたことである。
しかも意外と上手い。これがさらに周囲の疑念を加速させる。
やっぱり彼氏ができたのだろうか。女子陣に聞くと、そういう話は聞いたことがないと言う。
そこがあまりに謎だ。


皆で話し合って、彼女の持っている端末をトラッキングすることになった。
実のところこれにはもう一つ意味があるらしい。所謂幻想郷を暴こうとするスパイが
色恋沙汰を利用して聞き出すという事案があるらしい。
今更幻想郷について秘密にするところなんてあるのだろうかと思うが、
ボス達にとっては結構大切なことのようだ。
ボスの顔が割りとマジだったからである。


色々なシステムを経由。誰かに会うのかと思い息を呑む。
このとき北白河と別々に移動していた岡崎。 何故か北白河と合流し、
そのままお店へ。 おかしい。 このお店女性しか入ってない。


後ろから覗いていた明羅女史に話を聞いた。
これはバレンタインデーに参加できなかった女子が集まってくだを巻く女子会というものだそうだ。
男性がバレンタイン爆発しろと言っている裏で、バレンタインの輪に入れなかった女子が
集まり再起を誓うのだそうである。


社内になんともいえない空気が漂い。この件は解散になった。
結局やつらは2時くらいまで飲み歩いていたらしい(電話した明羅女史曰く)