□月 ●日  No1988 何かが込められているそうです


先日聞いたやばい話。妖怪たちが自分の体の一部を人の体に摂取させる案件が発生。
それは、例のチョコレートを渡す日において、妖怪達が自分の体組織の一部を
チョコに混入させるということになっている。だいたいの場合は問題にはならない。


しかしながら妖怪達には妖怪達で体に細菌を持っているケースがあるので
下手に摂取して感染症になったら色々面倒だというレベル。
里香女史もこの件については目を光らせているが中毒症状になるケースも
幾つか症例があるので、対象の妖怪にはそれなりに周知されているとか。


一体誰が広めたんだと思うんだが、北白河がそういう人種なら人間にも居るし
別に妖怪だから特別だと思うなと言われて妙に納得する。
中には血を混ぜる奴もいるのだとか。物騒な世の中だ。


朝倉にその辺の話をすると、その手の呪術は結構昔から行われていたのだとか。
妖怪達が自分との縁の証に摂取させることもあったらしい。
ちなみに朝倉に聞いたのはそういうことには詳しいかなと思ったからだが
残念なことにそういうことについては、あまり詳しくないらしい。


ついでに遊びに来ていた小兎姫にその辺の話をすると
月兎とナノマシンの話を持ち出されて頭が混乱したので割愛。
なになにの肉を食べると長寿になるという伝説があるがその辺の話題だが
そうそう上手くいくものではないことくらい今の顕界で不老不死が無い地点で
はっきりしている。(蓬莱の薬も厳密には不老不死ではないらしい)


もちろん一番詳しそうな人に話を聞きたいがこの辺はパンドラの箱なので
声かけしないことにしたい。
暗いと分かっている部屋に侵入するほどばからしいものはないからである。
南無南無。