□月 ●日  No1979 魔理沙の着替えマジック


衣服を着替える魔術がある。色々な服に着替えることが出来るが
ベースシステムが朝倉のコスプレ魔術だと思うと胸が熱くなる。
この魔術は衣服を弾幕として管理して複数の弾幕を人間の体を爆心地に出現させるものだ。
ある意味強力な魔術のように見えるが、大量の弾幕を発現できないのであまり実戦的ではない。


この衣服、実はアップデートが必要だ。
本人の体格や成長に合わせてチューニングをしないと大惨事になる。


朝倉がメイド長と対峙したとき、朝倉もメイド長の姿になって戦闘になったらしいのだが
あっという間に終わってしまった。 服の一部が破れてしまいメイド長が大爆笑のついでに
ナイフを地面に投げてしまったという痛恨のミスを犯した。
そのままばつが悪くなったのかお互い動きが止まり色々と残念な戦いが終わってしまったらしい。


霧雨のご息女を見ると実に上手い具合にアップデートの問題を解決していた。
彼女が選ぶ服はみなたっぷりしたものだ。
破れる心配がほとんどない。
ノーレッジ女史がたっぷりとした服を着るのもこの理由である。
魔術で衣服を着替える場合はその方が有利だからだ。


さてこの衣服当然ただ保管するだけでは臭いがついて最悪である。
従ってクリーニングが必要となる。
その場合はカードを持ってエレンのマジックショップに駆け込むわけだ。
そこに衣服をクリーニングしてくれる端末がある。
衣服を物理的にクリーニングするのではなくデータの状態で、きれいにするとは聞こえがいいが
要は衣服データのロールバックである。 クリーニングと称するだけであらふしぎ
お金を生み出す自動販売機の完成だ。


値段は良い感じで安く縮まないからみんな喜んで利用している。
この機械は最初から汚いものは直せない。 新しい服を買ってスペルカードに転送したら
それをクリーニング屋にいったん預けるのだ。 データ吸い出しとも言う。


かくして新しい綺麗な服がいつも切られるのだが。
太ってしまって破けてしまったらその限りではない。